家庭用精米機で使う、美味しいお米の選び方と生産上位の銘柄をご紹介させていただきます。
始めに
いつもなら機種のおすすめを選んで終わりなんですが、精米機の場合はそうは行きません。
だって、精米するお米がなけりゃあ機械だけ持ってても意味がないですからね(笑)
まあ、米どころにお住いの皆さんや実家から美味しいお米が届く皆さんなら心配無用の話なんでしょうが、都市部にお住いの皆さんは精米するための玄米を調達しなければなりません。
先に精米機を買ってから玄米を探すのも間の抜けた話なんですが、実際に都市の住人にとっては珍しい話ではないと思います。
そこで今回は美味しいとされるお米について調べてみました。
お米を買う必要のない皆さんも、色々と妄想して遊んで下さい(笑)
美味しいお米とは
一口に美味しいお米と言っても、人によって好みが異なりますので定義するのが難しいですよね。そこで今回はお役所が定めた米穀検査の2つの検査基準、お米の「品位等検査」と「成分等検査」を中心に見て行きます。
品位等検査とは主にお米の外観の検査で品質によって1~3等と規格外の4つに分類されています。ちなみに、検査に出されたお米のおよそ8割が1等の評価を受けていますから、得体の知れない格安のお米以外は1等米になりますね(笑)
ただ、有名ブランド米でも1等にならないケースがあります。それが冷害や台風等の影響で凶作になった場合ですね。お米は家電の様な工業製品ではありませんから気象や天候の影響を強く受けます。どんなブランド米でも不作の年は大きく品質を下げてしまいます。
米は名前ではなく、その年の出来によって産地と銘柄を選ぶのが正しい選択になります。これはワインと同じですね。
また、1等米だから美味いと言う事にはなりません。1等米であることは最低ラインであって「1等米」を前面に押し出してるお米はろくでもないと言う事ですね。だって、他に誇れる物が無いのですから(笑)
ですから、お米の味に関して重要になって来るのは成分等検査の方になります。成分等検査は色々な機関が行っていますが、一番有名なのが財団法人日本穀物検定協会が行っている食味評価試験です。
この食味評価試験は化学的にお米の品位を分析する理化学試験と、実際に20人の検査官が実食して優劣を決める食味官能試験によって評価されています。
理化学試験は主にお米の弾性、つまりモチモチとかしゃっきりとかを科学的に数値化する作業ですから、味の評価を裏付ける事は出来てもお米の味その物を結論付ける事は出来ません。ですから、最もお米の味に直結する評価がもう一つの食味官能試験になると言う事です。
日本穀物検定協会の食味官能試験は新潟産の平均的なコシヒカリを基準米として、これよりも特に良好な物を「特A」、良好な物を「A」、同等な物を「A´」、やや劣る物を「B」、劣る物を「B´」の5種類に分類しています。ですから、美味しいお米選びの第一候補としてはこの特Aランクのお米がターゲットになりますね。
そして、今皆さんが食べってらっしゃる平成25年度産のお米のランク表がこちらになります。同じ銘柄でも産地によって評価は全く異なりますから注意して下さい。
ちなみに、平成元年からの特Aランクのお米の一覧表はこちらになります。
さて、皆さんのお米は特Aランクだったでしょうか?
よそのお宅はもっと美味いメシを食ってるかもしれませんよ(笑)
まあ、この財団法人も官能試験の方法も色々と胡散臭い所がありますから鵜呑みには出来ないのですが、さりとてこれに代わる基準となる物が見つからないのもまた事実です。
ネット上にお米マイスターを名乗る人間の通販サイトは星の数ほどありますが、どこも言ってる事がマチマチな上に、格安で業者に丸投げしたワードプレスのサイトに至っては他所のコピペで作られています(笑)
こちらがお米について詳しくないのを良い事にやりたい放題やってますね。まあ、彼らが信用出来ないと言う事は良く分かりましたが(笑)
そんな事情ですから、今回は日本穀物検定協会の平成25年度産特Aランクのお米について見て行きます。

平成25年度産、特Aランクのお米
平成25年度特Aランク米一覧表
いちいちPDFをスクロールするのも面倒でしょうからランク表を表に写してみました。
試験した全131銘柄の内、38銘柄が特Aランクに輝きました。ちょっと多すぎる気もしますが、きっと事情があるのでしょう。色々とね(笑)
特A以外のランキングについてはこちらでお探し下さい。
さて、毎日1銘柄づつ試食したとしても38日かかります。玄米は試食用の物でも1kgぐらいからの販売になりますから、全部試食し終わる前に今年の新米が出て来るでしょう(笑) まあ、来年の食味ランキングの発表は年明けの2月頃ですから、それまでには間に合うと思いますけど(笑)
ところで、皆さんのお米はありましたか? よそのお宅(ry
さてさて、銘柄は38種ありますが品種は15種類です。お米は品種によって特徴がありますから、お好みの品種をお選びになってから特Aランクの認定を受けた産地の物をお買いになると良いでしょう。
それでは次にお米の品種の違いについて見て行きましょう。ちなみに平成25年度産米で最高評価を受けたのは鹿児島の「あきほなみ」です。残念ながらそれ以外の順位は不明ですから、紹介順は作付面積の広い順にランキング形式にしてみました。
産地 | 地区 | 品種 | 平成25年 | 平成24年 | 平成23年 |
北海道 | ななつぼし | 特A | 特A | 特A | |
ゆめぴりか | 特A | 特A | 特A | ||
岩手 | 県南 | ひとめぼれ | 特A | 特A | 特A |
宮城 | 県北 | ひとめぼれ | 特A | 特A | 特A |
県中 | ひとめぼれ | 特A | A | 特A | |
つや姫 | 特A | - | - | ||
秋田 | 県南 | あきたこまち | 特A | 特A | A´ |
山形 | コシヒカリ | 特A | 特A | 特A | |
はえぬき | 特A | 特A | 特A | ||
ひとめぼれ | 特A | A | 特A | ||
つや姫 | 特A | 特A | 特A | ||
福島 | 会津 | コシヒカリ | 特A | A | 特A |
中通 | ひとめぼれ | 特A | A | 特A | |
会津 | ひとめぼれ | 特A | 特A | 特A | |
栃木 | 県北 | コシヒカリ | 特A | A | A |
千葉 | コシヒカリ | 特A | A | A´ | |
新潟 | 上越 | コシヒカリ | 特A | A | A |
中越 | コシヒカリ | 特A | 特A | 特A | |
魚沼 | コシヒカリ | 特A | 特A | 特A | |
佐渡 | コシヒカリ | 特A | 特A | 特A | |
石川 | コシヒカリ | 特A | 特A | A | |
福井 | コシヒカリ | 特A | 特A | A | |
山梨 | 峡北 | コシヒカリ | 特A | 特A | A |
長野 | 南信 | コシヒカリ | 特A | 特A | - |
三重 | 伊賀 | コシヒカリ | 特A | 特A | 特A |
京都 | 丹後 | コシヒカリ | 特A | 特A | 特A |
兵庫 | コシヒカリ | 特A | A | A´ | |
奈良 | 県北 | ヒノヒカリ | 特A | 特A | 特A |
鳥取 | きぬむすめ | 特A | - | - | |
香川 | おいでまい | 特A | - | - | |
福岡 | 元気つくし | 特A | 特A | 特A | |
佐賀 | コシヒカリ | 特A | A | A´ | |
さがびより | 特A | 特A | 特A | ||
熊本 | 城北 | ヒノヒカリ | 特A | 特A | 特A |
森のくまさん | 特A | 特A | 特A | ||
くまさんの力 | 特A | 特A | - | ||
大分 | 豊肥 | ヒノヒカリ | 特A | 特A | A |
鹿児島 | 県北 | あきほなみ | 特A | A | A |
あきほなみ(ヒノヒカリ系)
平成25年度産米で何と初の特Aランク入りと同時に最高評価を受けた鹿児島生まれのお米です。ヒノヒカリは生育が楽で収量も多いのですが鹿児島の様に暑い地域では高温障害を受けやすく、また小粒のために食味を上げるのにも限界があります。この2点を克服するために10年の歳月をかけて品種改良されたお米ですね。
24年度は熊本の森のくまさんが1位だったのですが、米どころ=北国と言う図式は崩れつつありますね。気候変動によって平均気温が上昇していますから、品種に向いた環境もどんどん変化しています。古くからのブランドイメージに寄りかかって品種改良の努力を怠っていると、じきにその椅子を明け渡す事になるでしょう。
さて、あきほなみはヒノヒカリの改良型なんですが、ヒノヒカリがコシヒカリを九州で生産出来る様に改良された物ですから、その食味はよりコシヒカリに近い物になっています。ヒノヒカリの一番のネックだった粒の小ささも改善されて大粒になり、また、若干粘りも強くなっています。
ヒノヒカリ自体も味の良さは折り紙付きだったのですが、ルックスが改善されて才色兼備になったと言う感じですかね(笑)
「鹿児島産の極上のコシヒカリ」が「あきほなみ」だとお考えになると良いと思います。
肝心の相場なんですが、馴染みのない銘柄とは言え作付面積が少ないですから1kg四百円程度します。が、食味試験で1位になった途端に注文が殺到したらしく売り切れが続出していますね。皆さん、耳が早いですねぇ(笑)
そんな具合ですから在庫を持っている店が値を下げる訳もなく、現在入手可能なお店では1kg五百円以上する所もありますね。
まあ、魚沼産のコシヒカリに比べればずっとお買い得には違いませんが、正直言ってちょっとイヤですね(笑)
去年の森のくまさんでも同じ様な事が起こっていますが、こうした生産量の少ないお米は人気が出た途端に売り切れたり値上がりしたりしますから注意が必要ですね。既に手遅れですけど(笑)
「日本一美味しいお米」と考えると安い物には違いありませんが、一位にはならずとも特Aランクになったお米は他にもありますし、中にはあきほなみよりずっとお安い物もあります。
取りあえずポチりたい気持ちをグッと抑えて、他の銘柄米もご覧下さい。
ただ、迷っている間に売り切れるかもしれませんけど(笑)
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コシヒカリ
福井県で生まれた作付面積第1位を誇る、現代日本を代表する品種です。味が良く、暑さや雨に強いので全国に普及したが、肥料を与えすぎると倒れやすくなり病害虫に弱いので必ずしも育てやすい品種ではありません。
味はモチモチした食感と粘りがあり、甘みも強いお米です。食味のバランスが良いので万人に向く美味しいお米ですね。炊き立てはもちろん、冷めても冷凍しても大きく味が落ちないのでオールマイティーなお米です。
代表的な産地は新潟県の魚沼地方ですね。特に南魚沼のコシヒカリは非常に美味しいです。どれくらい美味しいかと言うと、外食するとご飯が不味すぎて外食嫌いになるくらいですね。これは一人暮らしをしていた頃の私の実体験です(笑)
ただ、「魚沼産コシヒカリ」は生産量の50倍が流通していると言われています。つまり大半は産地を偽装した偽物か少量の魚沼産米を混ぜただけのブレンド米と言う事ですね。偽物を見分けるのは非常に簡単です。最上級の南魚沼コシヒカリは米粒が大きく、ぷっくらと膨らんで形が揃っています。コンビニのおにぎりよりも粒はデカいですね。
南魚沼以外の中魚沼や北魚沼産のコシヒカリは食べた事がないので分かりませんが、「魚沼産コシヒカリ」で特Aランクの評価を受けてるのは南魚沼産の物です。本当に美味しい魚沼産コシヒカリが食べたいのなら、必ず南魚沼産を選んで下さい。
但し、どんなに安くとも確実に1kg千円以上はします。それ以上安かったら疑って下さい。偽物やブレンド物の可能性が高いです。
まあ、魚沼産コシヒカリはブランドイメージが強すぎて味以上に高すぎる感がありますが、ブランドイメージとは本来そう言う物です。高いのを承知で食べたくなるサムシングがあるのが魚沼産コシヒカリで、仮に魚沼産コシヒカリより美味しいお米があったとしてもブランドイメージがなければ高いと買ってもらえません。
ちなみに、現在私が食べているのは1kg四百円の得体の知れないブレンドコシヒカリです。ええ、世の中そんなもんですよ(涙)
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ひとめぼれ(コシヒカリ系)
コシヒカリの前まで日本を代表する品種だったササニシキは1993年の記録的大冷害で壊滅的な打撃を受けました。平成の米騒動とまで言われたコメ不足で、東京ではタイ米を抱き合わせで販売していましたね。まあ、多くのタイ米はハトやスズメの餌になったみたいですが(笑)
これに懲りた多くの農家がササニシキの代わりに栽培を始めたのが、その前年に宮城県で生まれたひとめぼれです。
ひとめぼれはコシヒカリに初星を掛け合わせた品種なんですが、極めて冷害に強く、ササニシキに比べると生育も楽で、しかも食味がコシヒカリに似ている事から東北を中心に一気に作付面積を広げました。現在ではコシヒカリに次いで第2位になっています。
味はコシヒカリに近くてもっちりとした粘りがあるのが特徴なんですが、コシヒカリに比べると柔らかい食感ですからコシヒカリがちょっと固めに感じる人には良いと思います。また、ひとめぼれは冷めても美味しいのが大きな特徴ですから、お弁当メインや冷蔵冷凍を多用される方にも向いていますね。
代表的な産地はやはり宮城県になります。それまで宮城県を代表していたササニシキ農家の多くがひとめぼれに転換しましたから、今では宮城県でもダントツの作付面積を誇ります。
平均的な相場は1kg六百円程度ですね。ひとめぼれは宮城県以外の東北各県で特Aランクを取っていますから、産地によってはもっとお安く入手出来る場合もあります。色々と探して見て下さい。
ただ、産地偽装にだけは注意して下さいね(笑)
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ヒノヒカリ(コシヒカリ系)
ヒノヒカリはコシヒカリの生育の難しさを改善するために宮崎県で生み出された九州を代表する品種です。コシヒカリより生育が楽な上に収穫量が格段に多いので西日本を中心に一気に作付面積が増えました。現在ではひとめぼれに次いで第3位になっています。まあ、毎年豊作が約束されているみたいな物ですから増えるのは当然でしょうね(笑)
コシヒカリ系統では最もコシヒカリに近い味だと言われているのですが、米粒は一回り小ぶりになります。そのためかコンスタントに特Aランクを取るようになったのは5~6年前からですね。
粒は小ぶりで丸っぽいのですが、両親とも艶がある品種だった事からツヤツヤなのが特徴です。味はコシヒカリに準じてバランスの良い物で冷めても美味しいと言う特徴も引き継いでいます。また、小粒のためなのか研ぎ方や水加減がアバウトでも美味しく炊き上がると言う特殊能力を持っています。ズボラな奥様方には最適ですね(笑)
さらに単価も安いのも大きな魅力です。およそ1kg三~四百円程度とお安いですから飲食店なんかが良く使いますね。また、ブレンド物の得体の知れない自称コシヒカリにも良く使われています(笑)
アバウトな性格でへそくりの増額を目指す奥様方には打ってつけのお米ですね(笑)
代表的な産地は大分県ですね。特Aランクのヒノヒカリでは熊本の方が有名なんですが、作付面積では大分県がダントツになります。お好みでお選びになって下さい。
ヒノヒカリは安さも大きな魅力です。お安い所を見つけて下さいね。
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あきたこまち(コシヒカリ系)
その名の通り、秋田県生まれのお米です。かつてはコシヒカリに次いでブランド化に成功した品種なんですが、最近はちょっと凋落気味なのがこのあきたこまちですね。それでも秋田県を中心に作付面積第4位の地位は死守しています。
モチモチ粘りがあるコシヒカリ系の中では比較的あっさりした食感が持ち味で、以前はコシヒカリとササニシキの中間的な位置にいたのですが新興勢力の台頭を受けて出荷量は減り続けています。まあ、名前が名前ですから他県の農家にしたらあまり気乗りしないと思いますね(笑)
また、コシヒカリ系では冷めてからの食感評価が最も高く、おにぎりやお弁当に向いているお米です。あまり固くないので比較的玄米食にも向いていますね。
ただ、ちょっとした難点がありまして、このあきたこまちは水加減が結構シビアなのでアバウトな性格の奥様方にはあまり向いていません。ちょうどヒノヒカリの真逆の性格ですね。同じコシヒカリ系でも品種によってはかなり性格が違って来ます。
代表的な産地は言うまでもなく秋田県ですね。JA秋田はかつての栄光を取り戻すべく色々とプロモーションを仕掛けてるみたいですが、こうしたプロモーションは人気が落ちないように仕掛ける物であって、落ち目になってからでは遅すぎますね。今上り調子の産地の皆さんはよく覚えておいて下さいね。AKBのプロモのやり方はお米のブランドでも有効なんですよ(笑)
平均的な相場は1kg四百円前後ですね。かつての人気銘柄も今年特Aランクが付いたのは秋田県南産の物のみです。秋田産以外だともっと安くなります。
ただ、特Aランクじゃないですけど(笑)
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ななつぼし(ひとめぼれ系)
既に日本一の米産地になった北海道を代表するのがこのななつぼしです。生まれは北海道で、系統としては寒さに強いひとめぼれの孫に当たります。また、作付面積も同じ北海道産のステマ米きらら397の1.5倍に上り、全国でも第6位に入っていますね。
爺さんのひとめぼれもあまり癖のないお米でしたが、このななつぼしもその特徴を受け継いでいます。コシヒカリ系に共通の粘りと艶や冷めても美味しい特徴を持っていますが、同時に甘みを含めたバランスの良いお米です。用途や表理法を選ばない使い勝手の良いお米ですね。
産地はほとんどが北海道ですね。北海道の気候に合わせて改良されたお米ですから当然ですが。
相場は特Aランクにもかかわらず1kg三百円程度と安いのも大きな魅力です。安くで特Aランクのお米が食べてみたいと言うのなら有力候補の一つですね。作付面積も広いですから入手も容易です。
北海道のななつぼしは4年連続で特Aランクになった数少ない銘柄米です。同じ様に食味試験で成績の良いヒノヒカリと共に、安くて美味しいお米は「北のななつぼし、南のヒノヒカリ」と覚えておくと良いでしょう。
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はえぬき(あきたこまち系)
山形県人ご自慢のお米がこのはえぬきです。どれくらい自慢たらたらかと言うと、二言目には「18年連続で特Aランクになったのは魚沼産コシヒカリとはえぬきだけ」と、どのサイトを見てもテープレコーダーの様に繰り返します。そりゃあもう、クドいったらありゃしません(笑)
だいたい、魚沼産コシヒカリは食味官能試験開始以来、唯一の25年連続特Aランクのお米ですよ。はえぬきごときが同列になる訳ないじゃないですか(笑)
はえぬきは優秀なお米ですが、ひとめぼれや新潟や福島のコシヒカリははえぬきと同じくらい特Aランクの受賞回数が多いです。単に「連続受賞回数」なんて自分に都合の良い物差しを振りかざして魚沼のコシヒカリに並んだなんて図々しいにもほどがありますよ。
だからセブンイレブンのおにぎりのお米の大半は山形県産のはえぬきのに、「原材料会津産コシヒカリ」なんて書かれるんですよ(笑)
と言うのが、はえぬきをお題にしたコントです(笑)
元々はえぬきはササニシキの後継ブランドを作りだすと言う壮大な目的で生み出された品種です。努力の結果、出来上がったお米の味は優秀だったのですが、パッとしないネーミングと山形県人の宣伝下手が災いしてブランドイメージを作る事に失敗した残念な銘柄米です(笑)
挙句の果てにウィキペディアまで「味は魚沼産コシヒカリに全く引けを取らない。キリッ」とかイタい事を書きまくってますから周りの人間が近寄らなくなって、結局、山形以外ではあまり作られない不幸な品種ですね(笑)
はえぬきはあきたこまちの子供ですから基本的にコシヒカリ系の特徴を持っていますが、あきたこまち同様にコシヒカリに比べると癖のないさっぱりとした食感が持ち味です。カレーやおにぎりなんかに向いてますね。
相場も1kg三~四百円程度とお安いのも魅力です。先にお話しした様にセブンイレブンのおにぎりは、はえぬきをメインにコシヒカリ等をブレンドしたお米を使っています。コンビニのおにぎりのご飯の味がお好きな皆さんは、はえぬきをお試しになると良いでしょう。
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