マキタのコードレス掃除機の2013年モデルの特徴についてご説明させて頂きます。
始めに
「マキタのコードレス掃除機はどれを選べば良いのだ!」なーんてお悩みの皆さんも多いのではないでしょうか?(笑)
まあ、仕事柄電動工具を毎日使っていた私の目から見ても、あの膨大なラインナップを見ていると頭が痛くなって来ますから一般の皆さんにはなおさらだと思います。
別にマキタは皆さんに手の込んだ嫌がらせをするためにラインナップを増やしている訳ではなく、電動工具と言うのは何よりもバッテリーの互換性を高める事がシェアを独占するカギになっているからですね。「あなたがお使いのバッテリーがそのまま使えますよ」と言うのがマキタのメッセージであり戦略なんです。
では、電動工具なんぞ使っていない皆さんはどれを選べば良いのでしょうか?
今回はその辺りをドカッとご説明してズバッとお勧め商品をご紹介しましょう(笑)
2010年以降のマキタ製コードレス掃除機
始めに
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最初にお断りしておきますがマキタは一般的な掃除機ではありません。あくまでもクリーナーと言う名の電動工具です。これは一般的なご家庭を掃除するために設計された物ではなく、建設現場等の床材を張る前のむき出しのコンクリートのフロアに落ちた木くずや電線くず等の、指で摘まめるような大きいゴミを吸い取るための機械です。
本来は電動工具ですから白物家電を扱うブログで言及される事はない商品です。なぜそんな物にページを割いて、さらに今皆さんがこのページをご覧になっているかと言うと、一般的なコードレス掃除機が見てくれだけ立派な役立たずばかりだからですね(笑)
他が駄目過ぎるから注目されるだけであって、マキタのコードレスクリーナーはあくまでも緊急避難的な代用品に過ぎないと言う事です。マキタの仕事は散らかったゴミをさっと片付ける事です。これは頭に入れておいて下さい。これは掃除機ではありません。

種類
マキタのコードレスクリーナーは一見しただけででは違いが分からず、しかも型番の数字が微妙に違っていて、どこがどう違うのか非常に分かりにくいですね。マキタを検討される皆さんにはここが最初の関門になります(笑)
ですが相手は実用一点張りの電動工具メーカーです。マキタのやる事にはきちんとした法則性があり、それさえ理解すれば型番を見ただけでどんな性能なのか一目で分かる様に出来ています。まずはここを覚えましょう。
マキタのコードレスクリーナーは大きく分けると4つのタイプに分かれます。
まずはバッテリーです。低価格機はニッカド電池、レギュラーモデルはリチウムイオン電池に分かれます。
もう一つは集塵方式です。これは紙パック式とカプセル式に分かれます。カプセル式とは偽サイクロンの同じで、ダストカップにゴミを溜めてフィルタで濾す方式です。紙パック代はかかりませんがフィルタ掃除が必要になります。
また、紙パック式はワンタッチもしくはスライドスイッチが標準になっています。これは通常の掃除機と同じでスイッチオンすればオフにするまで連続運転します。操作は楽ですが空運転の時間だけ余分にバッテリーを消費します。
逆にカプセル式は一部を除いてトリガースイッチが標準になっています。これは文字通り引き金タイプのスイッチで、引き金を引いている間だけ運転します。操作は面倒ですがバッテリーの消耗を抑えられます。
マキタ的には紙パック式は一般家庭向け、カプセル式は建設現場向けの仕様になっていると言う事ですね。もちろん、カプセル式を一般家庭でお使いになっても不自由する事はありません。
表にまとめるとこんな感じです。
リチウムイオン電池だけまとめるとこうなります。
すぐにお分かりになると思いますが、CLの次の2桁の数字がバッテリーの電圧を表しています。
ですから、例えばCL142FDならば「リチウムイオン電池の14.4Vで紙パック式のワンタッチスイッチ」だと言う事が分かります。ね、簡単でしょ?(笑)
ただ、一つだけ例外があります。それが「CL141FD」ですね。この末尾の数字が「1」のモデルは「カプセル式のワンタッチスイッチ」になります。マキタの14.4Vバッテリーは電動工具の主力バッテリーだけに使っている人が多いです。ですからここだけバリエーションを増やしている訳ですね。
さて、これで型番の見方はお分かり頂けたと思います。あのややこしい数字の羅列は、実は親切でやっていた訳ですね。ただ、型番の見方をちゃんと説明しないのがとても不親切だった、と言うオチですね(笑)

集塵方式/バッテリー | ニッカド電池(7.2V) | リチウムイオン電池 |
紙パック式 ワンタッチスイッチ | 4076D | CLで始まる型番末尾の数字が「2」のモデル |
カプセル式 トリガースイッチ | 4070D | CLで始まる型番末尾の数字が「0」のモデル |
集塵方式/バッテリー電圧 | 7.2V | 10.8V | 14.4V | 18V |
紙パック式 ワンタッチスイッチ | CL072D | CL102D | CL142FD | CL182FD |
カプセル式 トリガースイッチ | CL070D | CL100D | CL140FD | CL180FD |
個々のチェックポイント
バッテリー
さて、型番の見方が分かったらマキタ入門編は卒業です。ここからは実際にスペックを比較してどのモデルが皆さんに取って最適なのかを考えて「もらい」ます。そうですよ、私が考えるのでなく皆さんが考えるのですよ(笑) 私はその材料を提示するだけです。
まずはバッテリーです。バッテリーにはニッカド電池とリチウムイオン電池がありますが、ニッカド電池は性能が低く、充電時間も長く、重いと欠点が多い代わりに安価です。逆にリチウムイオン電池は高性能で、充電時間も短く、軽いと欠点も少ない代わりに高価になります。ですから、どちらを選ぶかは予算次第ですね。十分な予算がおありでしたらリチウムイオン電池をお選び下さい。
次はバッテリーの電圧です。ご覧の通り、電圧は高い方がパワーがあり、稼働時間も長く、充電時間は短く済みます。どう考えても電圧は高い方が優秀だと言う事ですね。ですが、では18Vで決まりだな、と言う訳には行きません。
電圧が高いバッテリーは優秀なんですが、反面、重くて非常に高価になります。掃除をするにはハイパワーの方が吸引力が高くて有利ですが、逆に非常に重くなるので疲れます。18V機は7.2V機より吸込仕事率では2倍強ありますが、重量は1.5倍で価格は2.5倍します(笑)
予算があるから一番高いのを買っちゃえ、なんて選び方をすると、重さに嫌気がさして物置の肥やしになってしまいます(笑) お使いになる方の腕力と予算をよく考えてお選び下さい。

集塵方式/バッテリー電圧 | 7.2V(ニッカド) | 7.2V | 10.8V | 14.4V | 18V |
吸込仕事率(W) | 不明 | 14~6 | 14~6 | 25~9 | 30~11 |
稼働時間(分) | 10~20 | 8~16 | 13~21 | 20~40 | 20~40 |
充電時間(分) | 180 | 30 | 50 | 22 | 22 |
重量
お次はその重量の問題ですね。こうしたコードレス機で一番ネックになるのがこれですね。ある意味、予算よりもハードルが高い問題です。
数字を見ただけなら数百グラムの違いに過ぎませんから軽く考える方もいらっしゃいますが、この数百グラムの差が気軽に掃除出来るか憂鬱に掃除をしなければならないかを分けてしまいます。重い物を長時間持ちながら作業する時の疲労感は皆さんの想像よりもずっと大きいです。
ご覧の通り、最も軽い7.2Vのカプセル式と最も重い18Vの紙パック式では倍程度の重量差があります。ハンディー型やスティック型掃除機を軽く感じるのは1kg辺りが閾値になりますから、14.4V以上の物は間違いなく重く感じると思います。
まあ、若い方がワンルーム用にお使いなら問題ないのでしょうけど、キャニスター型の掃除機を引き回すのに苦痛を感じ始めた中高年の皆さんが、下手にハイパワーモデルに手を出すと後で後悔する事にもなりかねません。バッテリーの稼働時間は残っているのに、それを使う人間の稼働時間が先に尽きてしまいますからね(笑)
特に田舎のご両親のために送ってあげようなんてお考えの親孝行な皆さんは良く考えて下さいね。親孝行の積りがタチの悪い嫌がらせにもなりかねません。これはか弱い女性の皆さんも同様ですね。女房孝行の積りで送ったら、翌日からおかずの数がひと品減った、なんて事になったら取り返しがつきません(笑)
どんなに高性能でもそれを使う人間が苦痛を感じる様な物は良い物とは言えません。
特に男性の皆さんはスペックや能力ばかりに気を取られがちなんですが、一番大切な事はあなたがどう思うかではなくお使いになる方がどう思うかです。その事を良く考えて喜ばれる物を送って下さいね。
おかずを減らされるとかなり辛いですよ(笑)

集塵方式/バッテリー電圧 | 7.2V(ニッカド) | 7.2V | 10.8V | 14.4V | 18V |
紙パック式 ワンタッチスイッチ | 1.1kg | 0.98kg | 1.0kg | 1.4kg | 1.5kg |
カプセル式 トリガースイッチ | 0.9kg | 0.81kg | 0.88kg | 1.3kg | 1.4kg |
予算
多くの皆さんが一番頭を痛めるのがこの予算の問題ですね。同じ買うなら高性能の物を、なーんてお考えの皆さんも値札を見たら黙り込んだりするのは良くある話です(笑)
アベノミクスなんておとぎ話にしか聞こえない我々下々の人間には、1万円の差はとても大きな物です。良い物が欲しいのは誰も同じですが、無い袖は振る事が出来ません。では、ここでざっと現実を思い知る事にしましょう(笑)
はい、こちらが現在のアマゾンの価格です。何だかムカつく価格設定ですね。足元を見られているような気がしますが、アマゾンに文句を言っても安くなりませんから諦めて下さい(笑)
ご覧の通り、性能差が露骨に価格差に表れています。特に10.8Vと14.4Vとでは1万円程度の差があるだけに、ここに越えられない壁があります。5千円程度なら無理しちゃおうかな、なんて思いますが、1万円を越えられると考えてしまいます。ですが別にマキタがぼったくってる訳ではありません。ちゃんと訳があります。
10.8Vバッテリーは吸込仕事率14W、稼働時間21分、充電時間50分ですが、14.4Vバッテリーになると吸込仕事率25W、稼働時間40分、充電時間22分とパワーが倍近く上がって、稼働時間が倍になり、充電時間は半分以下になります。つまり、ここでバッテリーの性能が大きく上がります。
特に充電時間は半分以下になるというのは非常に大きく、大容量バッテリーを短時間で充電するには急速充電機能を持たねばなりません。ですから、バッテリー以外にも充電器の値段も跳ね上がります。特にリチウムイオン電池は発熱しやすく、急速充電するには冷却ファンを始め特殊な機能が必須になります。それだけ充電器の能力も大きく上がっていると言う事ですね。
実際にバッテリーと充電器を持たない本体のみの価格を比較すると、10.8V機がおよそ5千円で14.4V機はおよそ8千円と3千円ほどしか違いません。つまり、大きな価格差を生んでいるのはバッテリーと充電器の性能差で、これは両者の能力差を考えると致し方ない話なんです。
この辺りが家電と電動工具の違いですね。一般家庭で使う分には18分の充電時間の差は大きな意味は持ちませんが、一日の作業量が決まっている建設現場はそうは行きません。充電時間が長引けばそれだけ作業にロスが生じますから、充電に時間がかかるバッテリーは現場の人間には見向きもされません。
逆に言うと、10.8V機はそれだけリーズナブルで一般家庭向きだとも言えます。早い話が14.4V機が高いのではなく、10.8V機がお買い得なだけなんですよ(笑)

集塵方式/バッテリー電圧 | 7.2V(ニッカド) | 7.2V | 10.8V | 14.4V | 18V |
紙パック式 ワンタッチスイッチ | ¥8800 | ¥11064 | ¥13672 | ¥24780 | ¥26400 |
カプセル式 トリガースイッチ | ¥8050 | ¥10050 | ¥12700 | ¥23000 | ¥26314 |
紙パック式かカプセル式か
お次は紙パック式とカプセル式のどちらを選ぶかの問題ですね。紙パック式はお手軽ですし、紙パック1枚も50円弱ですから大した負担にはなりません。
さらにワンタッチスイッチの方が楽ですから紙パック大勝利と行きたい所ですが、そうは問屋が卸さないのがマキタの悩ましさです(笑)
まずは容量の問題です。カプセル式の容量600mlに対して紙パック式の容量は300mlしかありません。いくら紙パックが安いからと言って、半分の容量ではゴミの多いお宅はシャレになりません。週に何度も取り替える様だと番町皿屋敷のお菊さんが出て来ます(笑)
ただ、マキタの紙パック式には「ダストバック」と言う布製の袋が同梱されていて、紙パックの代わりにこちらを使う事も出来ます。容量も500mlありますからゴミ捨ての頻度も下がります。布製ですから何度も再利用できて経済的なんですが、定期的にこの袋を洗わなければなりません。これではカプセル式とお手入れの手間は大差ありません(笑)
もう一つは紙パックの質の問題があります。マキタの紙パックはキャニスター用の物とは違い、粗悪な物ですから結構粉塵が漏れてしまいます。ですから、紙パック式と言えども定期的にフィルタのお手入れが必要になります。通常の紙パック掃除機とは事情が異なりますから注意が必要です。
カプセル式は容量も大きく紙パックも必要ありませんが、マメなフィルタのお手入れは必須になります。また、細かい粉塵を吸っていた場合はゴミ捨ての際に蓋を開けた瞬間にホコリが舞い上がります(笑) この辺りの配慮の無さが電動工具なんですね。現場の人間はこんな事くらいで文句は言いませんからね。
スイッチはトリガースイッチなので室内を点々と掃除するには合理的なんですが、一般家庭でフロアをべったり掃除するにはずっと引き金を引き続けなければならず、握力の弱い女性にはかなり疲れる作業になります。
ただ、重量に関しては紙パック式よりカプセル式の方が若干軽くなります。この辺りがまた悩ましい所ですね。スイッチはか弱い女性には不向きですが、軽さの点ではこちらの方が若干有利です。ワンタッチスイッチで軽い方が女性にはお勧めなんですが、残念ながらそうは行きません。何れかを選ばなければなりませんね。
結局、この紙パック式とカプセル式のどちらを選ぶべきかと言う問題に正解はありません。予算とランニングコスト、お使いになる方の体力や性格、さらには主な用途や取り扱うゴミの種類によって有利不利を判断してお選びいただく以外にありません。
細かいホコリやペットの抜け毛を扱うなら紙パック式、小さなお子さんがちらかしたゴミを片付けるならカプセル式と言う具合に、色々と条件を設定して想像力を働かせて選んで下さいね。


どれを選ぶべきか
「能書きはもういいからお勧めを教えろ」とか「ムツカシイ事は良く分からないケド、可愛い私にお勧めなのはどれ?」とお考えの短気な皆さんや美少女さんや元美少女の皆さん(笑) お待たせしました、おっちゃんがズバッとお勧めをお教えしましょう(笑)
だいたい「出来るだけ安くて良い掃除機を」とか「絶対に失敗したくない」とか思っちゃうから身動きが取れなくなるのですよ(笑) 「安くて良い掃除機」などこの世に存在しませんし、どうあがいても予算内の商品しか選択肢はありません。幸いな事にマキタは質実剛健な電動工具ですから、性能と価格は完全に一致します。
つまり、どれをお選びになっても値段なりの性能であって、それ以上でも以下でもありません。
後は予算とお使いになる方の腕力や性格次第ですね。それで決めちゃってOKですよ(笑)
まず最初に、マキタの電動工具をお持ちの皆さんはお使いのバッテリーが使える物を本体だけ購入して下さい。全て1万円以内で入手出来ます。その上でパワーとかに不満が出たら改めて上位モデルをお選びになると良いですね。これが一番賢いやり方です。
それ以外の皆さんは次の表を見て選んで下さい。
条件がすべて一致するケースは稀でしょうから、よりどちらに近いかで判断します。まず条件を見てバッテリーを選んだら、次に紙パック式かカプセル式かを決めます。特に一番のネックになるのは紙パックのランニングコストですね。これを高いと見るか安いと見るかで選択は大きく違って来ます。
makita 充電式クリーナー用 紙パック 抗菌仕様 10枚入をAmazonでチェックぶっちゃけると紙パック式の方がカプセル式より楽なんですが、その楽さと紙パックのコストが釣り合いが取れているかどうかの判断ですね。まあ、使いもしないのに判断しろと言われても困るでしょうが、紙パック式の場合はいざとなったらダストバックに換装出来ますから、一般家庭でお使いになるなら紙パック式をメインでお考え下さい。
また、アマゾンのレビューで紙パックを使い回している方もいますが、賢い奥様方の中には紙パックの中に三角コーナー用のフィルタや換気口用のフィルタを入れてゴミだけを捨ててらっしゃる強者もいらっしゃいます(笑)
主婦の知恵は無限ですね。これじゃあ男が勝てる訳ありませんね(笑)
さて、話を戻しましょう。数あるバッテリーの中から10.8Vと18Vを選んだのは訳があります。10.8Vを選んだのは稼働時間の長さです。7.2Vとは5分程度の差しかありませんが、この5分の差が掃除が終わるか再充電するまで待つかの差になります。また、稼働時間が短いと急いで掃除しなければなりませんから非常に疲れますね。たかが5分、されど5分です(笑)
価格的には少々お高くなりますが重量的には大差ありません。1万円前後の軽量モデルをお考えの皆さんは10.8Vをお選びになると良いですね。なお、ニッカドの7.2Vはお試し用だと思って下さい。吸込仕事率も不明ですし、再充電に3時間もかかります。お安いですが実用性は低いです。
14.4Vではなく18Vを選んだのは純粋にこちらの方が能力が高いからですね。このマキタの18Vはアメリカアマゾンでもベストセラー商品で、紙パック式カプセル式共々レビューが200以上も付いています。彼らに言わせると「とても軽いのに良く吸う」との事ですが、こんな連中と戦争しても勝てる訳ありませんね(笑)
14.4Vと18Vとでは価格差も重量差も大差ありませんが、吸引力の点で18Vの方が勝っています。クリーナーに取って吸引力は命ですから多いに越した事はありません。もちろん、ダイソン信者の方は別でしょうが(笑)
但し、将来マキタの電動工具を買いたいと思ってらっしゃる皆さんは14.4Vをお選び下さい。18Vバッテリーを使う物は大型工具が多いのでDIYには向きません。使い勝手の点でもバリエーションの豊富さから言っても14.4Vバッテリーの方が汎用性が高いです。
逆に言うと、14.4Vクリーナーが一番バリエーションが多いのもこの為です。つまりマキタで最も普及しているのが14.4Vバッテリーだからですね。その割にはあんまりお安くないのが玉にキズですけど(笑)
最後に、お前の言う事は信用出来ないから自分で調べる、と言う奇特な皆さんのためにスペックの一覧表を載せておきますね。価格はアマゾンの物です。先ずは紙パック式からです。
お次はカプセル式です。
なお、カプセル式ワンタッチスイッチのCL141FDRFWは、値段が¥25869で重量が1.3kgと言う以外は紙パック式のCL142FDRFWと同じです。お好みでお選び下さい。
それと、オプションノズルの類なんですが、マキタの純正品以外にも百均のノズルが装着出来る事もあります。ただこれは百均の商品によってノズルの口径がマチマチですから、きちんと測った上で探して下さいね。

条件 | 選ぶべきバッテリー | 紙パック式かカプセル式か |
予算が1万円程度 か弱い女性 高齢者の皆さん 吸引力より使い勝手 マキタに半信半疑 | 10.8V | ホコリ等の細かいがゴミ多い ペットの抜け毛などフィルタに絡みつくゴミが多い 湿ったゴミ、触りたくないゴミが多い 握力が弱い 紙パック代は惜しくない こうした皆さんはは紙パック式 |
予算は3万円 か弱くない女性(笑) 日本男児 吸引力命 マキタLOVE | 18V | 紙屑などの大きめのゴミが多い 乾いたゴミ、臭わないゴミが多い ゴミを触るのはへっちゃら 握力が強い 紙パック代が恨めしい(笑) こうした皆さんはカプセル式 |
スペック/バッテリー電圧 | 7.2V(ニッカド) | 7.2V | 10.8V | 14.4V | 18V |
型番 | 4076DW | CL072DS | CL102DW | CL142FDRFW | CL182FDRFW |
値段 | ¥8800 | ¥11064 | ¥13672 | ¥24780 | ¥26400 |
重量(kg) | 1.1kg | 0.98kg | 1.0kg | 1.4kg | 1.5kg |
吸込仕事率(W) | 不明 | 14~6 | 14~6 | 25~9 | 30~11 |
稼働時間(分) | 10~20 | 8~16 | 13~21 | 20~40 | 20~40 |
充電時間(分) | 180 | 30 | 50 | 22 | 22 |
スペック/バッテリー電圧 | 7.2V(ニッカド) | 7.2V | 10.8V | 14.4V | 18V |
型番 | 4070DW | CL070DS | CL100DW | CL140FDRFW | CL180FDRFW |
値段 | ¥8050 | ¥10050 | ¥12700 | ¥23000 | ¥26314 |
重量(kg) | 0.9kg | 0.81kg | 0.88kg | 1.3kg | 1.4kg |
吸込仕事率(W) | 不明 | 14 | 14 | 25 | 30 |
稼働時間(分) | 8~10 | 8 | 12 | 20 | 20 |
充電時間(分) | 180 | 30 | 50 | 22 | 22 |
マキタかダイソンか
知恵袋なんかを見ていると「マキタとダイソンとどちらが良いですか?」なんて質問をされてらっしゃる方がいますが、これは愚問ですね。マキタとダイソンは別のカテゴリーの商品であって比較の対象になりません。
ダイソンのDC62は純粋に家庭用コードレス掃除機として作られた物です。ですから、一般家庭でお使いになるなら使い勝手も清掃能力もずっと上になります。特にじゅうたん類の掃除に関しては圧倒的な差がありますね。マキタの18VでさえダイソンDC62に勝っているのは軽さとイニシャルコストの安さくらいです。
逆に建設現場にダイソンDC62を持って行ったら、バカみたいに重くてデカい割に釘一本吸えない役立たずになります。再充電に3時間半かかるとか言ったら指差して笑われるでしょうね。
根本的にマキタとダイソンではハイエースとエスティマくらい違います。同じワンボックスカーだからと言って、自家用にこの2台を比較検討する人はあまりいないと思います。用途が違いすぎますからね(笑)
マキタはあくまでも電動工具としてのクリーナーであって建設現場をざっと掃除する用途で作られています。ですから、皆さんのお宅を隅々までピカピカにする能力など最初から持ち合わせていません。分かりやすく言うと、電動のホウキと塵取りの類であって一般的な意味での掃除機ではありません。
口コミを読んでいると「これだけで十分」と言う方と「全然ダメ」と言う方がいらっしゃいますが、どちらも嘘を付いている訳ではありません。ただ、アレルギー体質の方が「これだけで十分」とおっしゃる方のお家に遊びに行かれるとかなり居心地が悪いと思います(笑)
綺麗になったと言う基準は人によって違います。口コミ主の「綺麗」と皆さんの「綺麗」の基準が同じである保証はどこにもありません。
マキタをお買いになるならその事を良く考えて下さい。ダイソンがマキタの代用にならない様に、マキタもダイソンの代用にはなりませんよ。

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