炊飯器その2。タイプ別のチェックポイント(マイコン、IH、圧力IH編)

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マイコン、IH、圧力IH炊飯器について、その仕組みや特徴をご説明させて頂きます。

始めに

  1. 前回、炊飯器には大きく分けて5つのタイプがある事と内釜についてお話しました。今回は各タイプ毎の炊飯の仕組みや特徴について、もう少し細かくご説明させていただきます。

  2. それぞれ、価格やサイズや重量、また消費電力も違えば味の傾向も違っています。そして、全ての点で優秀な物は無く、どれも一長一短ありますからしっかりと見極めた上でお求めになる炊飯器をお決め下さいね。

  3. 長くなりますので2つに分けました。まずはマイコン、IH、圧力IH編になります。

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マイコン炊飯器

マイコン炊飯器の歴史

  1. マイコン炊飯器は70年代の終わりに松下電器から発売された物が最初です(当時の名前はマイコンジャー)。内釜の下にシーズヒーターがあり、その火力をマイコンで制御しています。

  2. このマイコンによる細かい火力制御のおかげで従来型のような炊きムラが減り、おこげをつける等の炊き加減の調整や玄米や麦飯などの調理も可能になりました。また、保温時の味の劣化も大きく改善しています。

  3. 高い性能から他社も次々と同タイプの炊飯器を発売し、発売当初は超高級炊飯器だったマイコン式も今では低価格機の代表となっています。

  4. 呼び名ですが、本来は「シーズヒーター方式マイコン制御炊飯器」なんて呼ぶのが正しいのでしょうが、松下の商品名から「マイコン~」と呼ぶのが定着しました。マイコン式は当時の高級炊飯器の代名詞だったのです。

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マイコン炊飯器の仕組み

  1. それではマイコン炊飯器の加熱の仕組みをご説明しましょう。言葉で説明するより図にした方が分かりやすいでしょうからちょっと作ってみました。下手糞な図表ですんません(笑)

  2. マイコン炊飯器の仕組み
  3. 図のように内釜の下のシーズヒーター(電気ヒーター)が発熱し、その熱で内釜を温めて炊飯します。方式としてはガスコンロと同じ理屈ですね。熱源がガス火か電熱かの違いだけです。

  4. ただ、図ではヒーターは底部のみですが、主に3合炊きの上級グレードのマイコン炊飯器の中には側面や上蓋にヒーターを取り付けて火力を強化したモデルもあります。

  5. この方式だと内釜の一番の仕事はシーズヒーターの熱をお米に伝えるだけです。つまり内釜に求められるのは熱伝導率の高さですから、熱伝導率が高くて安価なアルミ釜を採用しています。アルミは比熱も高いので調理器具の材料に適しています。ですからアルミ鍋とか沢山作られている訳ですね。

  6. 当然の事ですが、内釜を分厚くしたり多層構造にする意味は全くありません。そんな事をしたら熱の通りが悪くなるだけですから、薄いアルミの内釜を使っています。軽いのは素材としてのアルミの特性であって、特にそれに意味はありません。

  7. また、沸騰した際の蒸気は蒸気口から外に逃がされますから、内釜内部は1気圧のままです。圧力方式との違いはここですね。

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マイコン炊飯器の消費電力

  1. マイコン炊飯器の消費電力は、おおよそですがこんな感じになります。

  2. マイコン炊飯器の消費電力
    サイズ炊飯時消費電力一回当り炊飯時消費電力量1時間当たり保温時消費電力量
    5合炊き600~650W140~180Wh約20Wh
    3合炊き350~450W90~100Wh15~20Wh
  3. 最近のマイコン炊飯器はIH炊飯器の低価格化に対抗するために、ヒーターを増やして高火力化しています。高火力化する事で以前のモデルより炊きムラも減り美味しくなっていますが、反面、消費電力が大きくアップしています。

  4. IH炊飯器の一回当り炊飯時消費電力量と比較してもらえばお分かりになると思いますが、場合によってはIH炊飯器の消費電力量の方が少ない場合もあります。これは以前では考えられない事でした。

  5. ですから、「電気代が安いマイコン炊飯器」と言うのは過去の認識になりつつあります。

  6. 電気代が安いからマイコン炊飯器にしよう、なんて考えてらっしゃる皆さんはその辺りをよく注意してお選びになって下さいね。

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マイコン炊飯器の特徴

  1. マイコン炊飯器は非常に単純な構造ですから故障やトラブルが少なく、またお手入れも楽です。サイズも小型で軽量ですから置き場所も選びません。内釜もシンプルな構造ですからコーティングの剥がれの心配も少ないですし、釜自体も軽量で取り扱いが楽です。

  2. また、IH方式のように電磁波の心配も要りませんし、何よりも安価です。1万円でお釣りが来るのはマイコンと一部のIH炊飯器だけです。

  3. 反面、シーズヒーターの火力はIH方式よりも落ちますから、3合以上炊く場合は炊きムラが出やすくなります。火力強化版の5.5合炊きもありますが、5.5合炊きがお望みならIH方式の方に分があります。電磁波は絶対に嫌だと言うのでもなければ、量を炊くならIH方式をお勧めします。

  4. 逆に、3合未満しか炊かないのであればマイコン式の方が断然お得です。少量炊飯の場合は絶対的な大火力は必要としませんから、マイコン式でも3合のプレミアクラスの炊飯器とほとんど変わらず美味しく炊けます。ですから、味に対するコストパフォーマンスが最も高いのが3合のマイコン炊飯器になります。

  5. またマイコン式に限らず、電気炊飯器が最も美味しき炊ける炊飯量は最大値の7割程度と言われています。ですから3合炊きだと2合程度炊くのが一番美味しい炊き方になります。

  6. 2人以下の少人数のご家庭では、今も昔もマイコン炊飯器がベストバイです。

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IH炊飯器

IH炊飯器の歴史

  1. IH炊飯器の歴史は意外に古く、80年代の終わりの頃に、こちらも松下電器より発売されています(20世紀の松下は凄い会社でしたね)。ですから、既に登場してから20年以上経過している訳です。

  2. IH方式は内釜に磁力線を当てる事で釜を直接発熱させますから熱効率が良く、マイコン式より高い火力が得られます。また、発熱素材の内釜も改良が加え続けられて、現在では多層釜から特殊な素材を使った釜まで登場して来ました。

  3. 加熱制御も単なるマイコン式からインバーターが搭載される事でマイコン炊飯器より細かい温度管理が可能になり、炊飯はもちろん、特に保温能力に関してはマイコン式と一線を画します。

  4. 実際に、圧力IH炊飯器が発売されるまでは「究極の炊飯器」と呼ばれていまして、各社とも長く激しい開発競争を繰り広げて来ました。それだけに技術的にもほぼ完成されていますので、トラブルも少なく安心して買える家電製品と言えます。

  5. 機能的に見て、マイコン炊飯器の上位互換がこのIH炊飯器と言えるでしょう。

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IH炊飯器の仕組み

  1. それではIH炊飯器の仕組みについてご説明しましょう。例によって下手糞な図表ですが我慢して下さい(笑)

  2. IH炊飯器の仕組み
  3. 図のように内釜を囲むようにIHコイルが配置され、ここから磁力線が発生します。発生した磁力線の束が内釜と干渉する事で内釜自体が発熱します。IHコイルは磁力線を発生させるだけで、これ自体は発熱しません。ここがマイコン式との大きな違いです。

  4. ではIHコイルの部分をもう少し拡大して見ましょう。

  5. IH方式発熱の原理
  6. ご覧の様に、IHコイルに高周波電流を流すと周囲に磁力線が発生します。この磁力線が最も強い場所に内釜の底を合わせると、電気が流れる素材(誘電体)の釜底の中に無数のうず電流が発生します。これを電磁誘導と呼びます。ですから、電気が流れないガラスや土鍋は、そのままだとIHの内釜には使えません。

  7. 電磁誘導によりうず電流が発生した時、電気が流れにくい素材(電気抵抗値が高い)は抵抗により発熱します。これを誘導加熱(Induction Heating)と呼びます。つまりIHの事ですね。前章で発熱効率と呼んでいた物は、この電気抵抗値の事です。ですから、電気抵抗値の低い銅やアルミはIHの内釜には向きません。逆に電源コードを電気抵抗値の高い鉄線で作ると、発熱して被服が融けてしまいます。ですから、電気抵抗値の低い銅線を使う訳ですね。

  8. 風が吹くと桶屋が儲かる、みたいな話なんですが、原理としてはIHクッキングヒーターと全く同じです。違いは炊飯器の場合は図のように側面も加熱する事でしょうか、この事で炊きムラを減らす事が出来ます。また、図では側面下部のみにIHコイルを配置していますが、上位モデルでは側面上部や上蓋にもIHコイルが設置されて内釜全体が発熱するようになっています。

  9. IH方式の場合、一番重要なのは実際に発熱する内釜の素材です。内釜にどんな素材を使って、どう構成するかが鍵になります。前章でお話した様に、IH方式にマイコン式のアルミの様な最適な単一素材は存在しません。ですから各社創意工夫して様々な内釜を開発しています。

  10. また、マイコン式と同じく、沸騰した際の蒸気は蒸気口から外に逃がされますから、内釜内部は1気圧のままです。圧力IH方式との違いはここです。

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IH炊飯器の消費電力

  1. IH炊飯器の消費電力は、おおよそこんな感じになります。

  2. IH炊飯器の消費電力
    サイズ炊飯時消費電力一回当り炊飯時消費電力量1時間当り保温時消費電力量
    5合炊き1100~1400W140~180Wh14~22Wh
    3合炊き650~750W110~130Wh13~16Wh
  3. 元々、IH方式はエネルギーロスが少なく熱効率の良い方式の上、最近のモデルは省エネにも気を使っていますから、ピーク時の消費電力は高いものの一回当り炊飯時消費電力量は徐々に減少傾向にあります。

  4. 意外な事に、一回当り炊飯時消費電力量は旧型や低価格モデルの方が若干高く、新型や高級グレードの方が省エネモデルになります。ですから、電気代に限って言えば新型の高級モデルを買う方が若干安くなります。

  5. この辺りはメーカーの地味な改良が実を結んでいると言って良いでしょう。こう言う改良なら大歓迎ですね(笑)

  6. 特に5合炊きに限って言えばマイコン炊飯器との差はありません。これはマイコン側が多ヒーター化により消費電力量が増えたのが大きな要因ですが、この点からも5合炊き以上の炊飯器にマイコン式を選ぶ理由は本体価格の安さ以外無くなって来ました。

  7. 5合炊き以上のモデルをお求めなら、マイコン式よりIH方式の方がお勧めになります。

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IH炊飯器の欠点

  1. 小難しい話をすると、さもIH方式は素晴らしい方式だと思われるかも知れませんが、IH方式にも欠点があります。代表的なのがIHの発熱ムラです。

  2. 実物を見てもらった方が早いでしょうから、この写真をご覧下さい。

  3. IHクッキングヒーターのIHコイル
  4. これはIHクッキングヒーターのIHコイルの写真です。上の図でご説明した通り、IHコイルはその周りに磁力線を発生させるために、コイル同士は一定の間隔を開けねばなりません。でないと磁力線同士が干渉してしまい上手く発熱しなくなります。

  5. そして、実際に発熱するのはIHコイル直上の部分だけですから、コイルとコイルの隙間の部分はどうしても温度が低くなります。つまり、常にリング状に発熱する訳ですね。これがIHの発熱ムラです。

  6. IH方式を採る以上、発熱ムラは避けて通れない事象ですからメーカー側も色々と工夫してはいます。

  7. 6段IH
  8. こちらはIH炊飯器開発メーカーのパナソニックの6段IH方式です。発熱ムラが出るならば、内釜全部をIHコイルで囲んじゃえば良いだろうと言うヤケクソみたいなやり方です。一見するとこれならよさげに見えますよね? 実はこの絵は印象操作の典型みたいなもので真っ赤な嘘なんです。

  9. 6段のIHコイルがありますが、実際に炊飯に使うのは下の2段だけなんです。全段使うのは蒸らし工程に入ってから、微熱で使うだけです。なぜなら、全段高出力で使うと間違いなくブレーカーが落ちるからですね。

  10. これが家庭用電気炊飯器の泣き所、100V15A電源の限界なんです。

  11. IH方式は熱効率の良い方式なんですが、それでも最大1400W程度の電力だと大火力と呼べるだけの熱量は取り出せません。長時間加熱すればトータルの熱量は高くなりますが、美味しいご飯を炊くのに必要なのは短時間に大火力を加える事です。その事でお米は激しく沸騰し、大きく攪拌されて炊きムラのない美味しいご飯に炊き上がります。技術的に原始的なガス炊飯器の方が美味しいと言われるのはこの差ですね。

  12. 発熱ムラからまだらに熱くなる内釜と、100V15A電源の限界から不十分な火力。これがIH電気炊飯器の欠点と弱点です。

  13. もう1つ、忘れてならないのが電磁波の問題ですね。

  14. ペースメーカーをお使いの方以外にも、妊婦の方などは稼働中のIH炊飯器には近づかない方が無難です。と言うか、最近の家電製品全般に電磁波を発生する物が多いですから注意して下さい。

  15. ちょこっと豆知識~生活家電の電磁波に対する安全距離~
    ついでに生活家電の安全距離はおよそこんな感じです。
    炊飯器、電気ポット、ホットプレート ★約30cm
    冷蔵庫 ★約50cm
    電子レンジ、テレビ、パソコン ★約1m
    作動中はこれくらい離れていれば問題ありません。
    但し、IHクッキングヒーターは正直お勧めできません。
  16. 現在の所、電磁波が具体的にどの程度で健康リスクがあるのかハッキリした事は分かっていません。ですがアスベストの例にもある通り、分かってからでは手遅れだったと言うのでは話になりません。

  17. 私も仕事柄、高圧線の近くで作業する事もあったのですが、その際、近くの標識や街灯に電気が流れて感電した事があります。高圧線がIHコイルの代わりになっていた訳ですね。当然、その付近にはかなりの電磁波が放射せれていたでしょう。

  18. 聞いた話ですが、大型のパラボラアンテナなどの強い電波を発生する機器の保守作業をしている人のお子さんは、どう言う訳だか女のお子さんが多いそうです。単なる偶然なのか、あるいは何かが影響しているのか、いずれにせよあまり気持ちの良い話ではありません。

  19. まあ、電磁波に過敏になりながらパソコンでブログを書いて、携帯電話で長話してたのではあまり意味はありませんが(笑)

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IH炊飯器の特徴

  1. IH炊飯器も技術的には枯れた技術ですので、故障も少なく、固有のトラブルもありません。発熱のメカニズムは複雑ですが、部品的にはマイコン炊飯器と大差ありませんし手入れも簡単です。そう言った意味ではマイコン炊飯器の上位互換がIH炊飯器と考えて良いでしょう。

  2. また、マイコン式より火力が強いですから、3合以上炊かれる場合はIH式の方が美味しく炊き上がります。5.5合炊きだと消費電力も大差ありませんから、価格は少し高くなりますが、同じ買うならIH炊飯器をお勧めします。

  3. 炊き上がりの傾向は、マイコン式に比べてお米の艶と粒立ちが良くなりシャリシャリとした食感に炊き上がります。圧力IHより硬めに炊き上がりますので、カレーやチャーハンなどはお米がふやけたり、潰れたりしないので美味しく仕上がります。

  4. お米の銘柄で言うと、コシヒカリよりササニシキなんかがお好きな方には良いかもしれません。

  5. また、マイコン式に比べると、IH、圧力IH式とも水加減はシビアです。油断してるとIHは硬すぎに、圧力IHは柔らかすぎる炊き上がりになります。ですから、新米の時期には苦悩する事になります(笑)

  6. さらに最大消費電力も上がってます。中には最高1400W使う物もありますから、場合によってはブレーカー落ちの可能性もあります。アンペア容量の小さい古いお家にお住まいの方は注意して下さい。

  7. ブレーカーが落ちた場合は、他の家電製品の電源を切ってブレーカーを上げて下さい。炊飯メニューはそのまま続行します。但し、他の家電製品の電源を切ってもブレーカーが落ちる場合は諦めて下さい。電力会社に連絡してアンペア容量を上げてもらうしかありません。

  8. IH炊飯器はマイコン式より火力が強いと言う特性から、硬めのご飯が好きで人数の多いのご家庭にお勧めになります。

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圧力IH炊飯器

圧力IH炊飯器の歴史

  1. IH炊飯器に遅れる事4年、今は無き三洋電機より世界初の圧力IH炊飯器が発売されました。ですから、歴史だけならこちらも20年以上あります。まあ、歴史だけならですが(笑) なぜなら、圧力IH炊飯器は発売から数年は全く見向きもされなかったからです。

  2. 当時、炊飯器事業に出遅れた三洋は「パスタが茹でれる」だの「漢方薬が煎じれる」だの、話題作りの為にゲテモノ炊飯器を連発していました。お笑い炊飯器メーカーが懲りずに出したネタ炊飯器、当時の圧力IH炊飯器はそんな扱いでした。

  3. 風向きが変わりだしたのは大手の象印が圧力IHを採用してからになります。ただ象印の場合は炊飯時間の短縮と「まずい標準米を美味しく炊く」と言う観点からの採用ですので、必ずしも開発主流とは言えませんでした。

  4. そんな中、三洋の炊飯器部門は順調に赤字を出し続け、ついに炊飯器事業から撤退の瀬戸際まで追い詰められます。そこで、半ばヤケクソ気味に持てる技術を全部突っ込んで出したのが、あの可変圧力機能の「おどり炊き」シリーズだったのです。

  5. 当時、赤字部門のために広告が打てなかったにも関わらず、このシリーズは口コミにより大ヒット商品になりました。そのため、それまで圧力IH式に冷ややかだった他社も本格的に開発参入をし始めて今日に至っています。

  6. ですから本格的な開発の歴史は約10年くらいになります。比較的まだ新しい技術と言えるでしょう。

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圧力IH炊飯器の仕組み

  1. それでは圧力IH炊飯器の仕組みについてご説明しましょう。と言っても発熱のメカニズムはIH炊飯器と全く同じです。違うのは圧力機構だけですね。

  2. 圧力IH炊飯器の仕組み
  3. ご覧の通り、発熱のメカニズムはIH炊飯器と全く同じです。ですから、基本的にIH炊飯器と同じ長所と短所を持っています。

  4. 違いは上蓋の圧力弁です。これが最大1.4気圧になるまで蒸気を逃がさずに、内釜内部の気圧を上げて行きます。これは圧力鍋と同じ仕組みです。

  5. ではちょっと圧力弁の部分を拡大してみましょう。実際の圧力弁はメーカーによって様々な工夫がされていますから、これは基本的な概念図と思ってください。

  6. 圧力弁の仕組み
  7. 内釜の温度が上がって来ると蒸気が発生します。発生した蒸気は出口を求めて蒸気口から外へ出ようとしますが、蒸気口の上には金属製の調圧ボールが乗っかって出口を塞いでいます。

  8. さらに内釜の温度が上がると多くの蒸気が発生して、やがてその力で調圧ボールを押し上げます。これはやかんで湯を沸かした時に蓋が持ち上がるのと同じ原理ですね。

  9. 調圧ボールが持ち上がるとそこから蒸気が外に噴出し、内釜内部の圧力が下がります。圧力が下がると調圧ボールを持ち上げる力が失われ、再び蒸気口を塞ぎます。

  10. 圧力IH炊飯器はこのプロセスを何度か繰り返して炊飯します。内部にかかる圧力は調圧ボールの重さや大きさて決まります。

  11. 通常1気圧下では水の沸点は100℃ですね、ですからどれだけ熱を加えても基本的に100℃以上には上がりません。ですが圧力を上げて行くと水の沸点は上がって行きます。1.4気圧だと110℃くらいになります。

  12. つまり圧力方式は最大で110℃の高温調理が可能になると言う事です。これが非圧力方式との大きな違いです。

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圧力IH炊飯器の消費電力

  1. 圧力IH炊飯器の消費電力はおよそこんな感じになります。また、3合炊きは象印のみの発売ですから象印製品の数値です。

  2. 圧力IH炊飯器の消費電力
    サイズ炊飯時消費電力一回当り炊飯時消費電力量1時間当り保温時消費電力量
    5合炊き1200~1420W130~180Wh12~20Wh
    3合炊き700W110Wh13Wh
  3. IH炊飯器もそうですが、この数字ははプレミアクラスの炊飯器も含まれています。メーカーや機種によって差はありますが、最大値を叩き出しているのはプレミア炊飯器だと思って下さい。

  4. ご覧の通り、消費電力に他方式との大きな差はありません。圧力IH炊飯器に関してはメーカーによる差の方が大きいかも知れません。比較的消費電力の低い象印と高い日立、のような図式になります。同じ鉄釜を使っていてもアプローチが異なるのでしょう。この辺りは面白いですね。

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圧力IH炊飯器の欠点

  1. 圧力IH炊飯器も加熱に関してはIH方式と同じですから、この部分はIH方式と同じ欠点を持っています。これに加えて圧力IH方式独自の欠点があります。それが気密周りのトラブルです。

  2. 蓋の開け閉めが固いとか重いとか、口コミでよく見かける感想です。時折、蓋をロックしているツメが欠けて蓋が閉まらなくなった、なんてのもあります。これらは全て圧力をかけて炊飯する事による弊害ですね。

  3. 圧力をかけると言う事は、絶えず中から外へと強い力が働くと言う事です。その力を無理矢理押さえ込んで炊飯している訳ですね。そして、押さえ込んでいるのは上蓋です。ですから、上蓋のロック機構や蝶番、そしてパッキン等に大きな負担がかかって来ます。

  4. 蓋のツメが欠けると言うのは、ツメの強度不足か過剰に圧力が上がったのが原因でしょうし、蓋の開け閉めが固いのは、もしかしたら蝶番が変形しているのかも知れません。

  5. 何れにせよ、この圧力IH炊飯器は上蓋のトラブルが絶えません。これは程度の差はあれ、どのメーカーのどの機種でも起こりうるトラブルです。お買いになるなら相応の覚悟が必要です。

  6. そして、100%確実にやって来るのがパッキンの寿命です。これは炊飯の頻度にもよりますが、毎日炊飯されるご家庭だと早ければ2年くらいでパッキンが寿命を迎えます。寿命が来ると、劣化したパッキンから気密が洩れて、圧力IH炊飯器が只のIH炊飯器になってしまいます(笑) 

  7. まあ、圧力はかからなくともご飯は炊けますが、圧力用の炊飯メニューで非圧力で炊くのですから炊き上がりの味は大きく落ちます。ですが気付かずそのままのご家庭も多いです。特に、機械に疎い高齢者のご家庭ではこのケースは多いのではないでしょうか。まあ、人の味覚なんてその程度のものです(笑)

  8. パッキン交換は機種によってご家庭で出来る場合とサービスセンターに持ち込まないと出来ない場合があります。持込の場合は有償修理扱いになりますから、相応の出費が必要になります。

  9. さらに、お手入れも面倒になります。マイコンやIH炊飯器と違い、内蓋や上蓋にギミックが搭載されていますから、これらを指定通り分解して洗浄しなければなりません。特に圧力弁等のお手入れを手抜きすると、過剰に圧力が働いて故障の原因になります。サボりは直接出費に繋がりますから注意して下さい。

  10. 最後にもう1つ、騒音の問題もあります。上の圧力弁の図で分かるように、蒸気が吹き出す際に調圧ボールが押し上げられます。これがゆっくり上がるのなら良いのですが、実際はポンと大きな破裂音を出して調圧ボールが吹っ飛びます(笑) この際、大きな音が出るのです。

  11. キッチンの隣に寝室があるご家庭などは、お弁当用に予約炊飯していたら、この破裂音のお陰で目覚ましがなる前に叩き起こされたなんて事も起きています。炊飯中に何度も音が出ますからオチオチ寝てられなくなります。

  12. 特に可変圧力方式の物は圧力弁を2つ持っていますから、他の圧力式の2倍うるさくなります。いくらご飯が美味しくなっても、寝不足とノイローゼで家の空気が不味くなっては元も子もありません(笑) お買いになるならこの騒音の事は頭に入れておいて下さいね。

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圧力IH炊飯器の特徴

  1. 圧力IH炊飯器は比較的新しい技術ですから、まだ完全に煮詰まってはいません。実際、同じ圧力IH炊飯器と言ってもかける圧力は機種やメーカーによって様々で、未だ最適値は見つかっていません。

  2. また圧力方式自体が原因のトラブルも多く、パッキン交換などのパーツ劣化による追加出費も必要になります。さらに、メカニズムが複雑になるためお手入れも面倒になります。

  3. そんな艱難辛苦を乗り越えて手にする事が出来るのが炊き上がりの違いです。圧力IH炊飯器は高温調理が可能な上に蒸気を内部に蓄えますので米の湖化を促進しやすく、甘みのあるモチモチした柔らかいご飯に炊き上がります。

  4. ちょこっと豆知識~お米の湖化って何?~
    お米の湖化(こか)とは、お米の主成分であるデンプンの強固な結晶構造が、水と熱を加える事でほどけて膨らんで糊状になる事を指します。固く小さな米粒が適度に湖化する事で、柔らかくふっくらしたご飯に変化する訳ですね。お米のα化とも呼びます。逆にご飯が冷めて干からびると固くなります。これをお米の老化、もしくはβ化と呼びます。
  5. お米のデンプンは千個ほどのブドウ糖が集まった分子です。結合が強いので水には溶けませんが、熱を加える事でデンプン内部に水の分子が入り込み、強固な結合を解いて行きます。こうして湖化されたお米はふっくら柔らかいご飯になると同時に消化されやすくなります。甘みが出るのは唾液中の酵素がデンプンを分解してブドウ糖に変化させた事によります。

  6. 他の方式でも湖化されますが、高温調理の圧力IH炊飯器はお米の芯まで湖化が促進されやすいために、独特の柔らかい食感に炊き上がります。これが一番大きな特徴です。

  7. また前章でお話した通り、加圧しますから高地などの気圧の低い所でも他方式より美味しく炊き上がります。山間部など高度の高い地域にお住まいの方は圧力IH炊飯器をお勧めします。

  8. さらに圧力IH方式には副次的な効果として「安い米が美味しくなる」と言う特徴があります。安いひねた米は炊くと固くパサパサして美味しくないのですが、圧力IH方式で気持ち水を多めに炊くと柔らかく炊き上がります。炊飯器の買い替えと同時にお米のランクを下げて、家族に気付かれずに節約する事も可能です(笑)

  9. ただ、美味いお米は炊飯器を変えたくらいで劇的に変化はしません。美味いお米は何で炊いても美味いです。美味しいご飯が食べたければ、お米の方を変えて下さい。「高級炊飯器だといつものお米がランクアップ」そんなのは太鼓持ちライターの無責任な妄言です。そんな訳ありません。

  10. 気をつけて頂きたいのは、水加減に関してはこの方式が一番シビアです。元々、柔らかめに炊き上がるだけに水が多すぎるとお粥になります。新米の季節には家族の不評を受けてちゃぶ台をひっくり返したくなりますから、アバウトで短気な性格の方には不向きです(笑)

  11. 全体としては柔らかくモチモチした食感のご飯がお好きで、水加減やお手入れもきっちり出来るご家庭にお勧めです。

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コメント

No title
マイコンとIHと圧力IHの違いが知りたくてきました。
とてもわかりやすく助かりました。
No title
炊飯器3台目利用中です。
5年前に買ったおどり炊き。買って1年で圧力に?を感じ、最近では炊飯後の汁こぼれ等、手入れと味落ちに困り果て買い替えを検討中&勉強中にてここを見つけました。
私は1台目マイコン、2台目IHジャー、3台目現機種なのですが、2台目の時に感じた雑穀米の美味しさを、今感じられない訳が納得できました。
美味しいご飯を食べるためには高級な炊飯器を買わなくてはいけないのか?と疑問を持っておりましたがそうではなさそうですね。
堅めのお米が好きで雑穀米を入れ、圧力というリスクから逃れたいとなると、我が家の選択はIHが良さそうだと選択が絞られてきました。
最後にもしかしたらすごく単純な質問かもしれませんが、うちは朝に1度だけ5合のご飯を炊き、お弁当と夜ご飯まで保温します。(きっちり5合
その際に、炊飯器のサイズは5合炊き?1升炊き?どちらが良いと思われますか?
そうですねぇ

まあ、おどり炊きは雑穀米がお好きな方のお口にはあまり合わないタイプの炊飯器だと思いますね。あれは白米を美味しく炊く事に特化した炊飯器なので汎用性はあまりありませんし、硬めのご飯がお好きな方にもあまりマッチしていないと思います。

ですから、硬めが好きで雑穀米をと言うのであれば、お話の様にIHをお選びになる方が良いと思いますね。
全体的にモチモチよりシャリシャリした食感に炊き上がりますのでお口に合うと思います。


で、問題は次のお話です(笑)

きっちり5合炊く場合、5.5合炊きが良いか1升炊きが良いかとのお話ですが、これは難題ですねぇ。理想から言うと7合炊きの炊飯器があれば良いのですが、そんな物はありませんから正直言って頭の痛い話になります。

ただ、1升炊きの炊飯器と言うのは味よりも量を優先して作られていますから、純粋に味を求めるのなら5.5合炊きの方が美味しく炊き上がると思いますね。


一番美味しいのは朝晩2度炊く事ですが、これはまあGOODさんのご判断にお任せしましょう(笑)

No title
色々、楽しく読まさせていただきました(^-^)

今までずっと圧力鍋でご飯を炊いていたのですが、この度家族が増え、一升炊きを検討しております。

主人が固めのご飯が好きで、自分は手入れが楽で、耐久性があるものを求めているのですが、何かおすすめはありますか?

お返事いただけたら、幸いですm(__)m
ありがとうございます
お返事ありがとうございました!
りぺ屋様にも難題だったんですね。
量販店の営業さんには即答で1升を勧められずっと悩んでました。
私は仕事をしていてお弁当を作ってすぐ出かけ帰宅後すぐ夕食だと、朝晩二回の炊飯が面倒・・いやいや時間がないんです(笑)
ご意見を参考に5.5合炊きに決めました!
そして東芝IHの真空か、象印IHの極め炊きか悩んでますが、保温時間の長い東芝に気持ちは揺れてます。どう思いますか?
大変遅くなってすみませんでした

話せば長い事なんで割愛しますが、ちょっとしたトラブルに見舞われて一週間ほどマトモにPCを使える環境になかったからですね。久しぶりにブログの更新をする積りだったのに最悪のゴールデンウィークになりました(涙)


さて、お話の件ですが、残念ながら一升炊きの炊飯器についての情報は非常に限られるために細かい事は分からないですね。特に耐久性については全く持って不明です。

これは一升炊きをお選びになるご家庭は何よりもまず「量」を優先してお選びになりますから、それ以外について多くをお話にならないからですね。また、家族が多いご家庭は炊飯器を酷使しますから一般的な意味での耐久性の比較は難しくなります。


で、取り敢えず私が言える事は、硬めがお好きならIH炊飯器をお選びになる事ぐらいですね。同時に、IHは圧力IHよりも構造が単純で故障やトラブルが少ないですから、お手入れが楽で耐久性があると言うご希望にも沿う選択になります。

個々の機種については殆ど分かりません。なぜなら、皆さん「一升炊きを買いました、美味しかったです、終わり」みたいなコメントばかりだからです(笑)

一升炊きを買う方は炊き上がりの微妙な違いとか、そうした細かい事をあまり気になさらないケースが大半です。まあ、ブルドーザーの様にご飯を平らげるお子さん達を満足させる事で頭がイッパイだからでしょうね(笑)


そんな訳で勧めの物はありませんが、IHで、予算の枠で絞り込めばそれほど悩む事は無いと思います。

何せ、一升炊きは悩むほど選択肢がありませんからね(笑)


ブログにも書きましたが、IH炊飯器はあまりメーカーや機種ごとの差がありません。
予算の範囲内でお気に入りの物をお選びになれば良いと思いますよ。

Re: ありがとうございます

こちらも大半遅くなってすみませんでした


で、東芝の真空IHか象印の極め炊きのどちらを選ぶべきか、と言うお話ですね。これは簡単ですね、味を取るなら象印、保温時間の長さを取るなら東芝と言う選択になりますね。

まあ、別に東芝が悪い訳ではありませんが、残念ながら味に関して良い話をする人はとても少ないです(笑)


GOODさんが炊飯器に第一に求めるのは「味」なのか「利便性」なのか、究極の二択ですからせいぜい悩んで下さい(笑)

軟水で炊く
「100V15A電源の限界」ってのが面白い。
三相200の圧力IH炊飯器(5.5合炊)が欲しくなった
なごみました。
ここのサイトには、初めて来ましたが、
家電に対する愛が感じられて、なごみました。
また、読んでいて笑わせていただきました。
(家電の話題で笑わせるって、凄いと思いますよ)
技術と、業界の裏(?)まで知っているからこその笑いw

気に入りました。私の殿堂お気に入りにさせていただきます。
これで炊飯器が買えます!
はじめまして。マイコン・IH・圧力IHの仕組みがとてもわかりやすかったです。ここ数ヶ月炊飯器を何を買えばいいか迷っていましたが、このサイトの記事を見て自分に適する炊飯器が決めれました。ありがとうございます。
オススメ機種について
目から鱗の情報が豊富で感謝感激です。
お陰様で5合TIGER JPB-H101圧力IHを購入しようとしていましたが、思いとどまりました。
オススメ機種についてご意見いただけますと幸いです。

2〜3合炊きます。その割合は7:3位です。
炊き上がりの好みは、「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」が好み。お弁当、おにぎり、いなり寿司等もよく作ります。
基本、コシヒカリです。
たまに玄米も炊きます。

メーカーや電気店の炊き上がり表現では、
「ふっくら+柔らかい+もちもち+甘い」→IH圧力タイプ
「かため+しゃっきり」→IHタイプ
という訴求が目立ち、
自分の求めている味の場合、IHかIH圧力か、どちらを選択すべきかわからなくなってしまいました。

なお、我が家は電力制限が低いので、IH、圧力なら3合タイプを選択するしかなさそうです。
保温は、出来るだけ長く美味しくを望みますが、こちらを拝読し、諦めた方が良さそうかなと思いはじめました。

貴ブログで、圧力タイプは、故障しやすく、発展途上との情報を読むと今回はIHにして、次回買い替え時に再度圧力タイプを検討してもよいかもな〜という気もしています。

このような条件下の場合の、オススメ機種のアドバイスをいただけましたら幸いです。

因みに今まではマイコン5合のナショナル1万円位で購入したものを10年以上使っています。


厄介ですね

家電製品はどれだけこき使われても給料をよこせとは言いませんが、対価として能力に応じた電気を喰らいます。彼らが十分に働けるだけの電気を与えないで「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」を炊けと命じるのは、半人前の給料で3人分の仕事をしろと言うワタミの前社長と同じですね。

そんな虫の良い話、炊飯器だって嫌がりますよ(笑)


大体ね、今時炊飯器ごときでブレーカーが落ちるなんてちょっと異常ですよ。お話しの様子だ20A以下の契約なんでしょうけど、この先歳を取ってくると大量の電気製品が必要になって来ます。炊飯器ごときでブレーカーが落ちる様だと冬を越せなくなりますよ。いや、マジで。

まあ、私の体じゃないから良いのですけど、出来れば炊飯器選びをする前に電力会社との契約を今より10A増やして下さい。20Aと30Aとの基本料金の差は300円程度ですよ。もし屋内配線に問題があるなら引き換えてでも容量を増やして下さいね。

ストーブ等で火事を起こす高齢者世帯の多くが電力容量に難があるケースです。エアコンとホットカーペットや電気毛布を同時に使うとブレーカーが落ちるので、エアコンを点けずに石油ストーブや小型の電気ストーブだけで暖を取ろうとして火事を起こすのですよ。ですから、エアコンで暖房を賄える程度の十分な電力を確保する事は焼け死なずに済む近道の一つです。持ち家なら電力会社に連絡すれば無料ですぐにブレーカーを交換してくれますし、借家なら大家の了解を取れば同様です。

これで炊飯器だけでなく老後の問題も半分は解決します。


さて、お小言はこれくらいにして先に進みましょう(笑)

大きく分けて3つの選択肢がありますね。1つ目はブレーカーを交換せず現状のまま押し通すやり方です。

5.5合のマイコン炊飯器の最大消費電力は700W程度です。ですから、これでIHや圧力IHを選ぶとなると容量の関係で3号炊きしか選べません。最近は3号炊きにも高齢者世帯をターゲットにした高級機が投入されてますから以前よりも美味しくなっています。が、それはあくまでも味の落ちる3号炊きの中ではの話ですね。2人暮らしの高齢者世帯では一度に2合くらいしか炊きませんから、5.5合炊きで2合炊くなら3合炊きで2合炊く方が美味しく炊きあがる場合もあります。ただ、ここで「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」を求めるならかなりの対価が必要になりますね。いくつかご紹介しましょう。

象印圧力IH炊飯器NP-QS06 7万円(2015年製)

象印の最高級品。南部鉄釜の是非はともかく、味に関しての評価は高いです。「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」がお望みなら最有力候補ですね。お高いですけど(笑)

象印圧力IH炊飯器NP-QA06 6万円(2014年製)

↑の南部鉄釜を通常の羽釜に替えた物ですね。同じく味に関する評価は高いですが、1年古くて安い釜を使っていますが値段は対して下がっていません。3合炊きは出る数が少ないですから型落ちでも対して安くなりません。↑をご紹介したのはその為ですね。価格差が無いなら後ろ髪を引かれる心配の無い最高級品を選ぶのも手です。

パナソニック圧力IH炊飯器SR-JX055 5万円(2015年製)

こちらはパナソニックの最高級品。モチモチしたご飯が炊けると評判のおどり炊きシリーズの1台なんですが、この3合炊きに関しては全体的には好評ですが賛否両論あります。

日立IH炊飯器RZ-VS2M 2.5万円(2014年製)

最近CMでよく見かける日立のIH2合炊きです。このラインナップで唯一のIH炊飯器かつ2合炊きです。昔のガス炊飯器みたいに釜だけ取り外して食卓に運べるので取り扱いが楽でお手入れも楽だと言う特徴があります。IH炊飯器なんですが構造的には圧力IH炊飯器に近く、炊き上がりもIHにしては柔らかめですね。味に関しては概ね好評ですが、ユニークな製品故か若干初期不良等のトラブルが報告されています。

3合炊きで味を求めるとなるとこの辺りですね。これ未満の3合炊きには美味さは期待出来ません。ですから、特にお勧めなど存在しません。3合炊きのメリットは5.5合炊きで1合炊くよりマシなのとコンパクトで消費電力が低いだけですね。


2つ目は、電力容量を上げるのも嫌で炊飯器にそんな大金を出すのも嫌だけど、「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」だけは譲れないとおっしゃるなら別のやり方もあります。それが炊飯土鍋を使ってガスで炊くやり方ですね。

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_ime_c_0_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dkitchen&field-keywords=%E7%82%8A%E9%A3%AF+%E5%9C%9F%E9%8D%8B&sprefix=%E7%82%8A%E9%A3%AF%E3%80%80%2Caps%2C297

ご覧の様に値段だけならマイコン炊飯器よりお安くて、炊き上がりの味は10万円の高級炊飯器に勝ります。但し、炊飯器の様にズボラはコケません。出す物を出さないで高望みばかりするなら、体を使って穴埋めするしかないのです(笑)


3つ目は素直にブレーカーの容量を上げて、予算に応じて5.5合炊きの炊飯器を選ぶ事です。そして、当然ですが支払った金額に応じて味も良くなって行きますね。どれくらいの予算を用意出来るのか、どれくらいの味なら満足出来るのか、当たり前ですけどそれらを抜きにしてお勧めの商品なんぞ存在しないのですよ。


それと、IH炊飯器は出来る事をやり尽して枯れ切っていますが、圧力IH炊飯器には開発余地が残されています。ただ、それは応用部分の話であって基本部分は既に出来上がっています。ですから、私の言う発展途上とは圧力IH炊飯器には伸びしろがあると言う意味であって未完成と言う意味ではありません。特に圧力IH炊飯器を敬遠する必要はありませんし、もしお気に召した物があるならお選びになって下さい。

あとね、「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」、こんなのはテレビのタレントの頭の中にだけある物で現実には存在しないのですよ。彼らの仕事は褒める事であって、どう褒めるかによって自身の仕事の数が増減するのです。ですから汚染された中国米を食っても必ず褒めますし、
訳の分からない陳腐な表現を連呼して来ます。それを信じた視聴者が馬鹿を見ようと意に介さないですよ。彼らが興味があるのはスポンサーの顔色であって、いち視聴者の生活ではないのです。そんなの真に受けてどうするんですか(笑)

ともかくね、一度頭の中を整理した方が良いですね。「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」、この訳の分からない物がIH炊飯器の炊き上がりに近いのか圧力IH炊飯器の方が近いのかをご自身でじっくり考えて判断して下さい。それは貴女の仕事であって私の仕事ではありません。話はそれからになります。


現在お使いの炊飯器が10年落ちのマイコン式ですから、どの方法を選択しても今よりは美味しく感じると思います。ただそれが「ふっくらしていながらも一粒一粒の米粒の存在感があり旨味を感じるごはん」なるのかどうかは私には分かりません。

貴女自身が分かっていない貴女の好みを私が分かる訳ないですよ。私は超能力者でも預言者でもないのです(笑)

御礼:オススメ機種について
お返事ありがとうございました。
大変楽しく拝読いたしました。
参考にさせていただきます!

ふっくらしていながら〜の好みはテレビタレントのコメントではなく、私自身のコメントでした(笑)
最近、そんなご飯を食べたので、表現してみたのですが、表現に乏しく大変失礼いたしました(笑)

美味しい寿司めしを基準に、ブレーカー対策含め、選ぶことにします(笑)

おかげさまで、ますます、炊飯器に対する興味が深まりました。
色々試してみます!
2種類買って、食べ比べしたくなってきました。
楽しみが広がってしまいました!



No title
リペ屋さんこんにちは
炊飯器、オーブンレンジが故障したので色々調べてこちらに辿り着きました。
面白いですね!!! 「オカルト鍋」には大笑いしました。痛快です。読みふけっています。

さて本題ですが、炊飯器の液晶が消えかけてしまい、修理するより買い替えでいいかと思って探しています(自力修理は不可能と判断)。
が、炊飯の量が少ないので迷走しています。
最大2合、普段は0.5合から1.5合の量です。たまに炊き込みご飯で3合炊きます。

お米は分づき米もしくは白米。まれに玄米。噛みごたえのある硬めが好みです。固め好きならIHやマイコンでもと思いましたが、10数年前使ってたマイコン3合炊飯器は白米なのに、たまにボソボソでバラバラと感じました。今は象印のIH圧力5.5合炊きNP-HS10で、早炊きや「しゃっきり」炊きで対応してます。ぐちゃっと気味ではありますが、圧力のおかげか、ご飯にまとまりは必ずあります。

少量炊飯の場合、3合炊きと5.5合炊き、またIHとIH圧力、のそれぞれどちらがお勧めでしょうか。それともあんまり関係ないですか?予算は3万程度です。

夏まで液晶が持てば、一番安くなるであろう初夏に一番お買い得なものを買ってしまおうと思っています。ご指導いただければ幸いです。
これは難しいですねぇ

以前と違って今は少量炊飯でも美味しく炊けるのを売りにしている炊飯器が出ています。が、それらは皆高価なんですよねー。予算は5万円ほどかかりますね。
だからと言って5.5合炊きで1合炊いても美味しく炊けないですからねー。

ですから、理想的なのは5万払って3合炊きを買うか、3万払って5.5合炊きを買って毎回3合炊くかですね。これがジャスティスです(笑)


3合炊きの場合は多くの熱量を必要としませんから必ずしも圧力IHにする必然性はありません。が、圧力IHにした方が単価が上がってメーカーが儲かるので圧力IHの方が多いです。高級3合炊きでIH炊飯器を出してるのは日立だけですね。まあ、あれは本体を分離する事を優先させた為にIHになったのでしょうけど、逆に言うと、3合炊きだと圧力IHでもIHでも大して変わらないからと言う日立のバカ正直さが出た結果だと思っています(笑)


そんな訳で、豚吉さんの場合はお勧めなのは夏までに5万円の予算を捻出して象印かパナソニックの3合炊きをお買いになる事ですね。日立は2合炊きですから窮屈でしょう。ですから、結果的に圧力IHしか選択肢はありません。3合炊きの圧力IHは5.5合炊きほど柔らかくは炊き上がらないと思いますので豚吉さんのお口には向いていると思います。


但し、炊き上がったご飯が5万円の値打ちがあるかどうかは保証できないですけどね(笑)

No title
りぺ屋さん、お返事有難うございます
三菱を勧められるかと思っていたのでちょっと予想外でした。
象印はやっぱり圧力を指定できる安心感がありますね。機種は違いますが噂の南部鉄器の内釜を店頭でワクワクしつつ持ってみたけど、普段鋳物琺瑯鍋を扱うせいか、特に重くも感じずメーカーの期待通り「美味しくなりそう」感が膨らむのは否めませんでした(笑)。
取り敢えず、夏までにお金を蓄積していくこととします。
有難うございました!
炊飯器の選択
2年間で羽釜から電気釜ガス釜土鍋まで一通り購入を繰り返しました。最近のIHとか圧力鍋タイプの理解がいまいちだったのでさん参考になりました。
今も3ヶ月ほど前に購入したパロマのガス釜を使っていますがマイコンが着いていなく、炊きあがった後保温スイッチの切り忘れが多く悩んでいます。
今日ガス釜の1~5.5合タイプのマイコンジャー付きにアップグレードしようと思っていますが、やはり最近の電気釜の優れものよりガス釜の火力(=おいしさ)が一番ですよね。
難しい所ですね

最近の高級炊飯器の炊き上がりは、人によってはガスに近づいたと言う方もいらっしゃいます。が、ガスを追い越したとまで言う人はいないみたいですから、まだガスの方がリードしているのだと思います(笑)

ただ、保温機能に関してはガス炊飯器は数十年は遅れてますからねー。これだけは最新の物でも電気には太刀打ち出来ません。

どちらが優れているかは好みと言うよりライフスタイルの影響の方が強いですね。毎度炊き立てを食べれる皆さんと、保温した物を食べる回数の方が多い皆さんとでは評価は全く違って来ますし、それ以前にオール電化のご家庭ではガスを選ぶ事すら出来ませんからね(笑) 


幸運にも龍門友衛さんは炊き立てを食べれる回数が多いのなら、ガスをお選びになる方が幸せになると思いますよ。

助かります。
圧力式は三洋さんが最初なんですね。
勉強になりました。
現在、三菱さんのIH炊飯器を5年使っていまして、
特に故障はしていないのですが、内蓋の米側に出っ張る
プラ部品の劣化が見られました。
爪でこするとボロボロと表面が取れる状態です。
普通の炊飯で使用していますので、これまで他メーカー
を使用しこのような状態は見られませんでした。
炊飯器は、6月新機種がでますので5月買い時のようです。
品質面のしっかりしたメーカーを選びたいと思います。
5年で部品劣化

ちょっと5年は早いですねぇ。仕様なのかLotなのか、はたまた納入している部品メーカーが仕様を満たさない物を納入しているのかは分かりませんが、ただでさえ今三菱グループには厳しい目が向けられているのに、こう言う事をやっていると誰も買わなくなりますね。信用を築くのは大変時間がかかりますが失うのは一瞬です。東芝の二の前にならなければ良いのですけどね。


それと、今時の炊飯器の買い時は昔に比べて難しくなっています。今は昔と違って、同じメーカーでも1月6月8月10月と機種毎に発売時期が違っています。ですから必ずしも5月が買い時とは限りませんよ。夏と冬のボーナス時期前は共通した買い時なんですが、底値を付けるのは機種ごとに違って来ます。ターゲットを絞ったらストーキングしてお買いになって下さいね(笑)

大変ためになりました。
こんなに細かく専門知識のおありになる方から語っていただくのは有り難いです。
マイコン3号炊きにしようとようやく決心しました。(笑)
以前日立の銅釜5合炊き?を12年使用してました。
息子が一人たちして夫婦二人で2合も食べず。
5合炊きでごはんおいしくなくなりました。パッキンの劣化せいかもしれませんが。

息子の使っている3号炊き(タイガー)のごはんがおいしかったのです。

値段じゃないっ用途だということがよくわかりました。
眼から鱗です。m(__)m

それにしても…炊飯器って奥が深いんですね。
炊飯器沼(笑)

まあ、高い炊飯器は高いなりの工夫がされているのですが、金額に見合った味の違いがあるかどうかは微妙な所ですね。
高価な炊飯器はそれが高く感じない人には良いのでしょうけど、高く感じる人が無理して買うのだけは止めた方が良いですね。

買った後で、言い様の無い寂寥感に苛まれる事になりますから(笑)


お話の様に炊飯器選びは大変なんですが、これは美味しいご飯の基準が物凄く曖昧な事が大きな原因ですね。白米の主成分はデンプンで、デンプンには殆ど味がありませんから美味しいご飯の基準は炊き上がりの食感に大きく左右されます。これに個人の好みの問題が乗っかって来ますからねぇ、そりゃあもうメーカーの技術者の皆さんは大変ですよ(笑)

正解の無い問題に、正しい答えを出さなきゃならない訳ですからね。

ですから、各メーカーは多種多様なアプローチで様々な機能や工夫を載せて数多くの答案を出しています。が、今度は我々消費者の側が大量の答案の中から各々の口に合う物を見つけ出さねばならなくなりました。

これが炊飯器沼の始まりですね。

そして、今もこの狭い国のあちこちで、多くの人達が沼でおぼれていると言う訳です(笑)

毎日8合炊いています。
今、象印のNP-EB18を使っています。
ここ半年、保温しているご飯が黄色くなり ボーナスで新しい炊飯器を
買うつもりです。
10合モデルで、安くて(育ちざかり3人男子)…象印かタイガーか…

とても悩んでいます。

出せても2万…

型遅れでもOkです。良い知恵をお貸ししてほしくお願いいたします。

ちなみに共働きです。
1升炊き

1升炊きに関してはあまり悩む要素は無いですよ。何せ悩むほど選択肢がありませんから(笑)

2万円の予算で買える1升炊きのIH炊飯器は象印、タイガー、パナソニックくらいしかありません。この予算だと特殊な機能を載せる余裕はありませんから機能的にも横並びの状態です。IH炊飯器は炊き上がりに大差ありませんからメーカーによる優劣も特にありません。差があるのはデザインとちょっとした使い勝手の好みぐらいですね。ですから、どれを選んでも大差はありません。

また、型落ちが大幅に安くなるのは5.5合炊きの話で、1升炊きはそれほど安くなりません。1升炊きは生産量も需要も少ないので、過剰在庫になるケースもすくないですし、安くしたからと言って飛ぶ様に売れたりしないからです(笑)

ですから、今予算の範囲内で手の届く物の中から気に入ったものを選べば良いだけです。特に今は年末商戦に入ってますから炊飯器も軒並み値を下げています。安い買い物をするには通販のタイムセールや量販店やホームセンターの特売を丹念にあたって、チャンスと見たら速攻で引き金を引くだけです。ゴルゴ13の様にね(笑)


そんな訳ですから、あまり難しく考えないで安く買える物をお選びになると良いと思いますよ。

No title
去年10年使っていたIH炊飯器がご飯が臭くなりRinnai直火匠一升炊きに買い替えましたが、保温があまり良くない、点火不良が立て続きもう疲れた為買い替えを検討しています。
子供が多く一升は譲れず、保温もすごく大事だと考えています。値段は3万円ぐらいなら出せるのですが、おすすめの炊飯器はありますでしょうか?どうかお力を貸して頂きたいです。
よろしくお願い致します。
保温能力の高い一升炊き

IHもガスも保温は苦手ですからねー。5.5合炊きだとIHなら12時間、ガスなら2時間くらいまでなら美味しく頂けますが、それ以上の保温は止めて置いた方がいいです。特に一升炊きはパラメーターの大半を「一升炊く事」に集中していますから保温能力は5.5合炊きより劣ります。

そんな訳で、ある程度長時間保温したいのなら圧力IH一択になりますね。

が、先に言って置きますけど、一升炊き圧力IHは味ではガスに劣り、保温能力を含めて各種機能は5.5合炊きより劣ります。一升炊き炊飯器はニッチな商品ですから5.5合炊きの様な能力は期待しないで下さい。美味い飯を食べたいなら手間を惜しまず、手間を惜しむなら味には期待しない事です。


んで、その一升炊き圧力IHですが、パナソニックのおどり炊きシリーズは保温が苦手なので除外になりますね。ですから選択肢としては象印とタイガー、他には日立くらいですね、その中から選ぶ事になります。

ただ、予算が3万円ですから選択肢は多くありません。3万円で買える一升炊き圧力IHはベーシックな物だけですから特にお勧めは無いですね。コスト的に耐久性は低いでしょうから3~4年程度で買い換えるぐらいの気持ちで選んだ方が良いですよ。ウワバミの様に飯をかっ喰らうお子様方が独立するまでの繋ぎとしてお考え下さい。まあ、高い炊飯器を買っても雑に扱われて壊されるだけでしょうから、割り切って選んだ方が賢いかもしれません(笑)

んで、肝心の保温機能ですけど象印が最長30時間、タイガーと日立が24時間ですね。違和感無く美味しく食べられるのはこの半分くらいの時間ですから、象印でも15時間が限界だと思って下さい。元々、一升炊きは長時間保温を苦手としていますからそれ以上は諦めましょう。


メーカーとしては一番保温能力が高い象印を中心にお選びになるのが良いでしょう。アマゾンには結構型落ちが残っていますが大きな値引きには期待しないで下さい。一升炊きは型落ちになってもあまり値崩れはしません。

選び方としてはなるべく3万円の予算ギリギリで収まる物からお選びになる方が良いと思います。一升炊き圧力IHで3万円と言うのは割と限界に近い価格ですからね。1万円台の商品もありますが手を出さない方が良いですよ。買った後で必ず後悔する事になるでしょう。

後は好みの問題ですね。口コミをお読みになってピンと来た物を中心に選別しましょう。価格的に性能差は殆どありませんが、なるべく筐体がしっかりしてそうな物をお選びになって下さい。この予算だとここが一番大事です。丈夫で長持ちしそうな物を選んでも長く持ちませんから、ひ弱そうな物を選ぶのは論外ですよ(笑)

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どんなに高機能でも壊れればただの粗大ゴミ。
家電と亭主は丈夫で長持ちするのが一番ですよ(笑)

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