掃除機その5。型式の種類とヘッドの種類(キャニスター、パワーブラシ等)

掃除機

キャニスター型やスティック型などの掃除機の型式の違いやヘッドによる性能の違いについてのお話です。

始めに

  1. 吸引方式の違いの次は付帯的な特徴のお話です。皆さんサイクロン式か紙パック式かでよくお悩みな割には、それ以外の部分は結構なおざりにされる場合が多いのです。が、集塵能力や掃除のしやすさの事を考えると実はこちらの方が重要だったりします。

  2. どれだけ高性能でもご自宅の環境にマッチしない機械を選ぶと、単に不便なだけではなく掃除自体を苦痛に感じる様になります。また、低騒音や排気の綺麗さを第一に求める方は、場合によっては他の条件を断念せざるを得ないケースもあります。

  3. 悩ましい話ですが、大事なのは環境適正と優先順位です。絶対的な機械の能力は後から付いて来ます。この順番を間違うと必ず後悔する事になります。後悔しないようにじっくりと考えて下さいね。

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海外モデルは本当に優秀なのか?

  1. 舶来至上主義者か代理店の社員かは知りませんが、やたら海外ブランドの製品をプッシュしてくる人達がいます。私も仕事柄、海外メーカーの電動工具や工作、建設機械などを使って来ました。確かに物によったら国産製品より優秀な物も少なくありません。特にドイツやスウェーデン製の物は優秀な物が多く、実際に愛用していました。

  2. ですが、優秀だから使い易いのかと言うと必ずしもそうとは限りません。こうした機械は開発された国の人々にとって使い易い形、大きさ、重さ、用途を考えて作られています。ドイツ製は比較的汎用性は高いのですが、それでも日本人が日本の現場で日本のやり方で作業を進めると色々と不都合な事が出て来ます。

  3. 日本製品が海外で評価が高いのは品質が良いのが一番の理由なんですが、ローカライズが巧みなのも大きな理由の一つです。日本のメーカーは物を売る前に当該国を徹底的にリサーチして、その国の国情に合わせて仕様変更してから販売します。特に家電製品はそうです。

  4. 例えば紙パック掃除機は日本国内では1.5L程度の容量で軽量の物が多いのですが、輸出モデルは4Lを越えた大型で頑丈で重い物になっています。理由は単純で、海外は土足生活になりますからゴミの種類は砂や土埃の比重の重い物が主体で、しかも大量に出るからです。

  5. 欧米住宅の床は石か木かカーペットですから、ヘッドの構造もこれらにこびり付いた土埃を欠き出す様に特化しています。スイッチ類も本体に付いている場合が多く、日本の様に手元スイッチがあるとは限りません。延長管も金属性が多く、丈夫な反面重いです。また、日本住宅に比べると段差が無いので車輪も小型です。

  6. こうした環境にマッチする様に設計された物を日本国内で使うと、取り回しが不便で段差で引っかかり、無駄に重い割には糸くずの取り逃がしが多く、挙句の果てに紙パックが一杯になる前に悪臭を発する、なんて事にもなりかねません。

  7. さらにサポートの問題もあります。家電メーカーのOEM品の場合は自社のサポート網を使えるので比較的安心なのですが、日用品などを扱っている代理店の取り扱いの場合はトラブルが起きた際は不愉快な思いをする事が多いです。彼らの場合、売れ行きが芳しくないとさっさと契約を破棄し、後は知らぬふりを決め込みます。高価な機械を買ったのに代理店が無くなり、修理も消耗品の供給も受けれなくなったら捨てる以外にありません。

  8. 別に海外製は全て駄目だと言うのではありません。実際に、空気清浄機ではスウェーデンのブルーエアを、加湿器ではドイツのベンダをお勧めしています。海外製でも良い物は良いです。

  9. 実は、この二者に共通しているのは取り扱うのが「空気」だと言う事です。空気に関しては日本もドイツもスウェーデンも平均気温が違うだけでそれ以外は大差ありません。環境による差異が小さいのなら、純粋に能力を比較して優劣を決める事が出来ます。

  10. 繰り返しになりますが、一番大事なのはお使いになる環境です。その環境にどれだけマッチした機械なのかが重要なんです。機械の性能はその後から付いて来ます。

  11. 頭から機械の性能を声高に訴える人間は、何も分かってないか、分かっていないフリをしているだけです。 くれぐれも騙されないようにして下さいね。

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掃除機の本体型式の違い

キャニスター型掃除機

  1. 「キャニスター」とはコーヒーや紅茶を入れる円筒形の保存容器の事なのですが、開発初期の真空掃除機がこの形とよく似ていたために、上のイラストの様な車輪付きのタイプをこう呼んでいます。欧州では「シリンダー型」なんて呼ぶ場合もあります。日本や欧州などでは主流の形式です。

  2. キャニスター型のメリットはモーターの入った重い本体部分を床に置くため持ち手が軽く軽快な動作が可能な事です。また、ノズルやヘッド部分を自在に動かせるので狭い所や高い所、逆に低い所など柔軟に対応出来るので小回りが利くのも大きな利点です。反面、長い距離を引き回すには取り回しが面倒で、引っかかったりコケたりするのが難点です。また、収納の際に横にスペースが必要になります。

  3. キャニスター型は日本で最もポピュラーな形式だけに、それだけ日本の住宅事情にマッチしています。基本的に本体を中心に放射状に掃除をして、それを繰り返して綺麗にするやり方に適していますね。反面、階段等の掃除や他階への移動には不向きなので、戸建て住宅の場合はこれ一台で全てのフロアを掃除するのは骨が折れる作業になります。

  4. キャニスター型掃除機
  5. 左はパナソニックの北米使用の大型キャニスター型掃除機。総重量12kgを越えるヘビー級モデルだが、アメリカではこれが普通。と言うか、これより小さかったり軽かったりすると不評になるのがあの国の恐ろしい所(笑)

  6. ヘッドも超大型、延長パイプも金属製、さらに交換ノズルは全て本体に収納可。しかも紙パックは持ち手の付いたカゴに入っていて、交換の際はカゴごと取り出して捨てると言う、国内モデルだと有り得ない仕様。

  7. 日本では重過ぎて絶対に売れないでしょうが、このモデルはアメリカでもヨーロッパでも非常に人気のあるモデルです。皆さんなら買いますか?(笑)

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タテ型(アップライト型)掃除機

  1. タテ型(アップライト型)は日本では馴染みが薄いのですが北米や英連邦では主流の形式です。理由は単純で、北米の住宅の床はキッチンを除くとほぼ100%カーペット張りで、この形式はカーペットの土埃専用の掃除機だからです。

  2. アップライト型掃除機
  3. タテ型はスティック部分に本体が取り付けられているために、自在に動かそうとすると非常に重く、また小回りも利きません。反面、ヘッド部分に荷重がかかるためカーペットに密着し、それだけ奥に溜まった土埃を掻き出す事が出来ます。

  4. さらにモーター部とヘッドとの距離が近く、それだけ圧力損失(吸引力のロス)が少ないので合理的な構造だとも言えますね。全体的にパワフルな掃除機が多いです。

  5. 以前私は某有名ホテルの改修工事の際にアメリカ製の業務用アップライト掃除機をお借りして使った事があるのですが、そりゃあもう体が引きずられるくらいパワフルでした(笑)

  6. 基本的に腕でコントロールする物ではなく、バイクに乗るように体重移動を生かして方向をコントロールします。ホテルの従業員の方がスピンターンとかやって見せてくれましたが、私には神業の様に見えました。どんな事でもその道のプロは凄い技を持っていますね(笑)

  7. アップライト型は通常、部屋を一筆書きで塗りつぶす様に掃除します。人間はモーターブラシの回転で自走するのを支えるだけなので、機械任せに掃除をする分にはあまり重さを感じません。但し、方向転換には一苦労します。そのため、長い廊下や家具の少ない広い部屋を掃除するのに適しています。

  8. 当然の事ながら、狭い所や高い所や階段などには全く使えません。一応、延長ホースなどのオプションパーツは揃っていますが基本的にカーペット専用機だと思って下さい。

  9. 洋風の土足生活をされている家ならともかく、基本的に日本の一般家庭でメイン機として使うには全く向きません。ただ、カーペット張りのフロアがあるご家庭なら、比較的小型の物をフロア専用のセカンド機として使うには良いかも知れません。何れにせよ、かなり趣味性が高い選択になりますから慎重にお考え下さい。

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スティック型掃除機

  1. スティック型はおしゃれな形からか最近売り上げを伸ばしています。そのお陰で新型モデルも多く、眺めている分には楽しい形式です。ですが、これは基本的にハンディー型のノズルを伸ばしただけの掃除機です。通常の掃除機より大幅に能力が落ちますから、同じと思って買うと後悔します。

  2. スティック型掃除機
  3. 基本的に充電式なので稼働時間はせいぜい20分くらいです。しかも、只さえ非力な上にノズルを伸ばした分だけ圧力損失が出るので、吸引力は非常に低いです。比較的強力なモデルもあるのですが、大型のモーターとそれを支えるバッテリーが必要になりますのでぐっと重くなります。

  4. 電源コード式の場合は軽量で比較的パワフルなんですが、その代りに電源コードの取り回しと収納に頭を痛める事になります。スティック型の電源コードはグリップに近い所から出ていますから、高さがある分だけ余計に長さが必要になります。さらに、キャニスター型の様に電源コードを収納出来ませんから、ばらける電線を束ねておかねばなりません。

  5. どちらもちょっとした事なんですが、ちょっとした事だけに仕様の不便さ改善されない事が癇に障ります。短気な方はお気を付け下さい(笑)

  6. 仮にメイン機として使うならフローリングのワンルームが限界です。しかもカーペット類はきちんと掃除出来ません。ただ、気軽に使えますから掃除嫌いの人には良いかも知れません。何と言っても、やらないよりはマシですからね(笑)

  7. 一般のご家庭ならサブ機として、階段などメイン機が使い辛い箇所のワンポイントリリーフに、或いは手軽に使えるメリットを生かして雑巾代わりに使うと良いでしょう。

  8. 但し、全体的に能力に比べると非常に割高で、しかもバッテリーは定期的に交換せねばならずランニングコストもかかります。タテ型以上に趣味性が高い機械ですので、勢いで買うと後悔します。本当に必要なのかじっくり検討してからお決めになって下さい。

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ハンディー型掃除機

  1. ハンディー型は主にアメリカで自動車用の携帯掃除機として発展して来たのですが、その利便性が注目され最近では色々な目的に特化した物が増えています。当然の事ながら、車社会のアメリカでは多種多量のモデルが発売されているのですが、面白い事にヨーロッパではあまり売れていません。色々なモデルが手に入る日本はアメリカに次ぐ市場かも知れません。

  2. ハンディー型は基本的にスティック型と同じ長所と短所を持っています。大きく違うのはノズルの長さなんですが、それ以外も微妙に異なります。スティック型が掃除機の範疇に入るのに対して、ハンディー型は「吸入機」とでも考えた方が良いかも知れません。

  3. それが、ベッドに居ついたダニだったり、日曜大工で出る木屑だったり、食べこぼしたペットフードだったり、入れ替えでこぼれた植木の土だったり、掃除機がかけ辛いソファーの食べこぼしのお菓子だったり、綺麗さっぱり除去するのは難しくても、ある程度吸い取って綺麗にするのには適しています。

  4. ハンディー型は有ると便利なのですが、有ったからといって使うとは限りません。吸い取る物によっては使う度に掃除しなければなりませんし、それこそ雑巾を使った方が早い場合も多々あります(笑) 買ったとして、本当に使い道があるのかどうかよく考えてからお決め下さい。

  5. ハンディー型掃除機
  6. 写真はBISSELLのペットの抜け毛用ハンディークリーナー¥2400。アメリカアマゾンでレビュー数が900近くある大ヒット商品で星の数も4.5個と高評価。ペットの抜け毛でお悩みのご家庭の救世主になるかも知れないモデル。

  7. が、どう言う訳だか日本では未発売。アマゾンに並行輸入品が入ってますが1万円弱とぼったくり価格。正規代理店が常識的な価格で発売して欲しい所ですね。

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その他の型式

    東芝エスカルゴ
  1. こうした代表的な物以外にも様々な型式の掃除機があります。肩からベルトで吊り下げるショルダー型、背中にリュックの様に担ぐバックパック型、業務用に多い樽の様な形をしたドラム型など用途に応じて数多くのバリエーションがあります。

  2. ただ、一般家庭でお使いの場合は用途が限られてしまいますので不向きと言えます。まあ、料理好きな方が色々な包丁を揃えるのと同様に掃除好きな方が色々な掃除機を揃えるのも悪くはないのですが、コストの点でも置き場所の点でもあまりお勧めとは言えませんね。

  3. それに、同じ肩にかけるなら掃除機よりブランドバックの方が嬉しいでしょう?(笑)

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ヘッドの違い

パワーブラシ(パワーヘッド、モーターヘッド)

    パワーブラシの仕組み
  1. 商標登録の関係で呼び方はメーカーによって異なるのですが、ヘッドに内臓された小型モーターの力で回転ブラシを回すタイプです。強力な電動ブラシがカーペットの奥に入り込んだ小さなゴミを掻き出し、絡みついた抜け毛や糸くずを巻き取って掃除します。

  2. 電源はホースのソケットから供給されますから、仮に口径が合ったとしても他メーカーの物は使えません。と言うか、同じメーカーでも型が合わないと使えませんから専用部品に近い物です。ヘッドだけ他所のメーカーの物に取り替える事は出来ませんから、掃除機選びの際はヘッドの性能も大きな選択肢になります。

  3. パワーブラシはカーペットのしつこい汚れを落とすために開発されましたから基本的にカーペット専用ヘッドなんですが、最近の物はブラシの素材を工夫してフローリング等に磨き効果がある物も出て来ました。また、従来は畳に使うのはご法度だったのですがメーカーによっては畳でも使用可の物も出ています。

  4. 特に高級モデルの中には「自走式ヘッド」と呼ばれる物がありますが、これは強力なモーターを搭載する事で回転ブラシの力だけで勝手に前進するタイプのヘッドです。人はグリップを支えているだけで勝手に前に進んでくれますので直進するのは楽なんですが、反面、方向転換する際は余計な力がかかりますから疲れます。ですから、自走式は必ずしも全ての点で楽だとは言えません。また、自走式ヘッドは通常のパワーブラシと比べると若干故障率が上がります。

  5. パワーブラシの故障の大半はモーターと回転ブラシをつなぐベルト周りのトラブルです。糸くず等が絡まってベルトが外れたり、ベルトその物が経年劣化で切れてしまうケースですね。ベルトが外れた場合はヘッドを分解清掃してベルトをつけ直せば直りますが、切れた場合はベルトを交換しなければなりません。

  6. メーカーのサポートに修理に出してもヘッドを丸ごと交換になりますし、ベルトだけを売ってはくれません。この場合はヘッドの型番を頼りにネットで検索をかけると、運が良ければ電設資材問屋でベルトだけ取り寄せられる場合があります。部品代はベルトだけなら100円程度ですから、ダメもとで試してみる価値はあると思います。

  7. 自走式に限らず、モーターヘッド自体が独立した機械ですので故障するリスクがあります。交換ヘッドは1万円以上する高価な部品ですから、粗雑に扱うと後で泣きを見る事になりますよ。大事に使って下さいね(笑)

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タービンブラシ(タービンヘッド)

    タービンブラシの仕組み
  1. タービンブラシはモーターが搭載されていない回転ブラシヘッドです。ブラシは吸入する空気の力を使って回転します。ちょうど風車と同じ原理ですね。モーターが無いので軽くて安く作れますが、カーペットやラグの様に摩擦抵抗が大きい物の上だとブラシは止まってしまいます。カーペットのお部屋はパワーブラシをお使いになって下さい。

  2. タービンブラシはパワーブラシの様に力に任せて表面を擦り上げる事は出来ませんが、回転ブラシで表面を軽く掃くとか磨くとかの機能を持っています。非力ですから大きな仕事は期待出来ませんが、フローリングのお部屋ならこれで十分に掃除出来ます。ですから、基本的にフローリング専用ヘッドとお考え下さい。

  3. また、電源が不要ですから取り付け口の口径が合えば他メーカーの物でも装着可能です。ですから、一部のサードパーティーから取り換え用のヘッドも発売されてます。ただ、取り替えたとしても性能的には大した事はありませんから、過度な期待は禁物ですね。

  4. 一応「乾電池式のパワーブラシヘッド」なんてのも売られていますが、電池がすぐに無くなるそうであまり評判は良くありません。ですから、高性能なヘッドが欲しいと言うのなら最初からパワーブラシを装備した掃除機をお選びになる事をお勧めします。

  5. 本体の安さばかりに気を取られていると、後で後悔する事になりますよ(笑)

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床ブラシ(ノーマルヘッド)

    床ブラシの仕組み
  1. こちらは回転ブラシ自体が搭載されていないタイプです。吸い込み口の前後に歯ブラシの様に植え込まれたブラシなんかが付いています。ブラシは固定されてますから掻き出す事は出来ずに、ゴミを引っかける程度の効能しかありません。ですから、フローリングの様に硬い床に単純に落ちている軽いゴミは吸えますが、重すぎたり小さすぎたり絡んでたりすると取りこぼします。

  2. ヘッドの能力は一番劣りますが、コストが安いので安価なスティック型やハンディ型などに使われています。また、1万円以下の中国製の安物OEMモデルで使われてる場合もあります。

  3. 選択肢としてわざわざこれを選ぶ人はまずいないでしょう。30年前の真空掃除機の時代のヘッドです。

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その他のヘッド

始めに

  1. ヘッドの種類としては以上3種になりますが、上位モデルの場合はヘッド自体にも各社競って一工夫しています。ともすればこうした工夫は見過ごされがちなんですが、実際にそうじをする際には使い勝手の差が大きく物を言います。車だって馬力や最高スピードだけで優劣を付けられないでしょ? それと同じです。では、いくつか実例を挙げて見てみましょう。

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日立クルッとヘッド

    日立回転ヘッド
  1. 左は日立の回転ヘッド。ワンタッチでヘッドが最大90度まで曲がります。ちょっと狭い箇所の掃除の際でもモーターヘッドで強力に掃除が出来る上に、いちいちすき間ノズルなどに付け替える必要がありません。

  2. 凝ったメカニズムなので初期型は故障も多かったのですが、現行モデルは強化改善されて特に不具合の情報はありません。

  3. ダイソンが同じ事をすれば鬼の首を取った様に宣伝するでしょうが、宣伝下手で有名な日立だけにあまり知られていないのが残念です。

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パナソニック親子ヘッド

    パナソニック親子ヘッド
  1. こちらはパナソニックの親子ヘッド。ヘッドのペダルを足で踏むとT字部分が分離して、そのまますき間ノズルとして使えます。また、合体は上から押し込むだけでロックされます。

  2. 実は私はこのタイプを使っているのですが、ヘッドの付け替えのためにわざわざ屈んで手を止める必要がありません。作業中に流れが止まりませんから心理的にストレスを感じません。想像以上に利便性は高いです。

  3. アイデアとしては商品開発部と言うよりも掃除のQCサークルから生まれたような発想ですね。作業効率が上がります。

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東芝背の低いヘッド

    東芝低高ヘッド
  1. こちらは東芝の上記2社の逆を突いた発想のヘッドです。

  2. 日立やパナソニックのヘッドは便利なんですが、どうしてもギミックや強度の関係でヘッドの付け根が太くなります。そのために、今まで難なく出来ていたベッドの下などの高さがない隙間にヘッドが入らなくなるケースがあります。こちらはそうした不満を吸収するニッチなヘッドです。

  3. 掃除機だけに狭いターゲットを狙っている訳ですね(笑)

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三菱毛がらみ除去ヘッド

    三菱毛がらみ除去ヘッド
  1. ペットのいるご家庭だと抜け毛の処理は頭の痛い問題です。ペットの毛はモーターヘッドじゃないと取れないのですが、回転ブラシに毛が絡んでブラシを止めたりするので、その度に抜け毛をむしり取らなければなりません。

  2. この三菱のヘッドはそうしたペット対策に特化したモデルです。長毛種の場合は中々写真のようには行きませんが、短毛種の場合は効果的なメカニズムです。

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シャープ新・奥の手ワイドヘッド

    シャープ奥の手ワイドヘッド
  1. シャープのヘッドもクネクネ曲がります。日立の様に真横に曲がるのではなく、グリップを傾けるとしなる様にヘッドが曲がるので使い勝手は良いでしょう。以前、本田がやっていた4WSみたいな感じですね。良く出来ていると思います。

  2. ぶっちゃけ、目の付け所は他メーカーのパクリなんですが、結果的に使う人間にとって便利であれば良い訳ですからこれはこれで有りでしょう(笑)

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ダイソン タングルフリー タービンツール

    タングルフリー タービンツール
  1. こちらはヘッドの工夫と言うよりオプションノズルの類なんですが、髪の毛やペットの抜け毛専用ヘッドです。三菱の毛がらみ除去ヘッドは抜け毛が絡んだ際に簡単に除去出来る様に工夫されていますが、ダイソンの場合は最初から絡まない様に設計されています。

  2. ペット大国アメリカのアマゾンUSAの口コミでも高評価を受けていますから、ダイソンオーナーの方でペットの抜け毛にお困りの皆さんには良いかもしれません。もっとも、アメリカ人の中には無理やりアダプターを作って別メーカーの掃除機に取り付けた強者もいるみたいですから、腕に自信のある方は試してみるのも良いでしょう(笑)

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付属ノズル、オプションノズル

    VJ-B4
  1. ヘッド以外にも各メーカーで色々な付属ノズルが用意されています。こうしたノズル類は地味な存在ですから掃除機を購入してからチェックする方が多いのですが、モデルによって付属ノズルの種類も数も違って来ます。

  2. 後からオプションノズルを買うとかなり割高な買い物になりますし、ノズルの種類によってはオプションでは手に入らない物もあります。「後5千円出しておけばアレもコレも付いていたのに…」なんて後悔するのが嫌なら事前にチェックしておく必要があります。

  3. 地味な物なんですが、布団用ノズルの様に有ると無いとでは使い勝手に大きな差が出る物もあります。また、同じ様なノズルでもメーカー毎に使い勝手に微妙な差がありますから事前にチェックされると良いでしょう。

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まとめ

  1. ヘッドは基本的にパワー、タービン、ノーマルの3種類に分けられますが、実質的な使い勝手に関してはメーカー毎の特徴に大きく左右されます。また、オプションノズルのバリエーションも豊富で、これもメーカー毎で大きく違って来ます。

  2. 掃除機を選ぶ時、ともすれば本体能力とデザインで決めがちなんですが、こうした細かい工夫は実際の掃除の手間を軽減する機能で軽視出来ません。一つ一つの効果は小さくとも積み上げれば大きなものになり、掃除をする回数を考えれば延べにして考えると莫大な差になります。

  3. 車を選ぶ時に排気量と価格だけで選ぶ人はいないのに、掃除機の場合は紙パックかサイクロンかの分離方式と価格だけで選んでしまう人が少なくありません。基本的なヘッドの種類はもちろん、付属ノズルの数や種類なんかも大きな選択要素になりますし、付属していないならオプションとして選べるかどうかも大きな要素になります。

  4. 例えば、ふとんのダニ退治にレイコップの様な詐欺商品をお買いになるくらいなら、オプションのふとんノズルを買う方が綺麗になる上にお安いです。狭い所、高い所の掃除にスティック型の掃除機をお買いになるより、オプションのフレキシブルノズルをお買いになる方が楽に掃除できます。

  5. 「でも、オプションノズルは高いから…」なんてお思いの皆さんはオプションノズルが一式付いたお買い得モデルがあります。ノズルがセットになった掃除機は単価が高いのですが、型落ちや展示品処分で安く買い叩くと物凄くお買い得な買い物が出来ます(笑)

  6. 実は私は何度かこのやり方で買ってるのですが、掃除機自体が高級品ですから不満が少ない上に豊富なオプションノズルはかゆい所に手が届きますのでさらに満足度が上がります。タイミングが合わないと入手出来ないのが難ですが、こうした本体性能以外の部分にも目を向けて掃除機を選ぶのも一つのやり方です。

  7. 男前の旦那より、気が利いて堅実に稼いでくれる旦那の方がずっと楽が出来ます(笑)
    その辺りも、厳しくチェックして下さいね(笑)

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掃除機その6。静か、排気がきれい、軽い掃除機の構造と特徴へ進む
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