2012~13年モデルの炊飯器、6万円以上のモデルの勧めをご紹介させて頂きます。
始めに
さて、炊飯器最後の章は上限なしの最高級グレードの回となります。各社のフラッグシップ機が勢揃いし、信者の皆さんの折伏も一段と熱が入り、異教徒の皆さんも改宗工作に力が入り、文字通り神々の戦いになります(笑)
マイコン機をお持ちの方は、ハイエンドモデルだとさぞかし美味いのだろうと思いがちですが、実際は値段ほどの違いはありません。こうしたモデルの多くは「かまどの味を再現した」なんて言ってますが、冷静に考えれば、かまどは圧力もかけませんし蓋を加熱させたりもしませんよね(笑)
根本的に加熱の方式や火力が決定的に異なるわけですから、かまどとの炊き上がりは似て非なる物です。ですから、あくまでも電気式に出来る範囲で美味さを追求したモデルと考えて下さい。
炊飯時にカニ穴が出来るのはかまどで炊いた結果であって、電気炊飯器でカニ穴を再現したからといって美味しいご飯になるとは限りません。プロセスが違いすぎる物は同列では比較できないのです。
かまどの味を手軽に再現したいのなら、プロセスがほぼ同じのガス炊飯器をお選びになるのが安全確実です。
試食会と長期保障について
さてさて、このクラスの炊飯器をお考えの方はなるだけ試食会に参加される事をお勧めします。地方在住の方は機会が少なくて難しいのですが、出来るだけ色々な所で試食されてからお選びになるのが賢明です。
私はこの手の催物が好きで何度か参加した事があるのですが、同じ機械でも量販店によって、あるいは同系列でも店舗によって印象が微妙に違います。まあ、米も水も研ぎ方も違いますし、当日の体調等にも左右されますから当然と言えば当然なんですが、それだけ味覚は曖昧な物であると同時に、残念ながら一口食べてあまりの美味さに感動したなんて事は一度もありませんでした。
不味くはありませんが特筆すべき事もなく、「まあ、こんなものか」と言うのが正直な感想ですね。これは私の感想ですから鵜呑みにする必要はありませんが、実際にご自身で試食されてから、その炊飯器が味に見合う対価なのか判断して下さい。他人の口コミほど当てにならないものは無いですよ。
最後にもう一つ。量販店の長期保障の話なんですが、炊飯器の場合は内釜は保障外のケースが多く、実際に権利を行使しようとすると予想外のしっぺ返しを食らう事になります。保障の規定は各社で異なりますので、加入の際は必ず内容をよく確認してからご加入下さい。
このクラスだと内釜だけで2万円近くする物もあります。よく考えてからご購入なさって下さいね。